風の時代が選んだリーダー:木星・土星サイクルで読み解く!高市早苗氏と小泉進次郎氏:奉仕する魂 vs パフォーマーの魂【Part2】

※この記事は、前半(Part1)からの続きです。まだお読みでない方は、先にこちらをご覧ください👇

👉 前半(Part1)はこちら

ハルミ
ハルミ

皆さん、こんにちは。アカデミー オブ ユニバースコード学長で、エネルギーナビゲーターの大旗ハルミです。

ここからは、木星と土星のサイクルが示す進化の道を軸に、高市早苗さんと小泉進次郎さん、それぞれの魂のタイミングを紐解いていきます。

意識進化占星学の視点から見ると、総裁選当日の星の配置は、風の時代が選んだ新しいリーダーの誕生を象徴していたのです。

それでは、続きをどうぞ👇

目次

風の時代から学ぶ、木星と土星のサイクルが示す進化の道

Screenshot

木星と土星が導くあなたの進化のシナリオ

AUCでは、以前「木星と土星の会合周期」に関するセミナーを開催しているのですが、今回はそれをもう一度、皆さんにお届けしようと思っているんです。

なぜこのサイクルが個人にも重要なのか

このサイクルは、個人レベルでも本当に大切だと思っているからです。

自分の人生を20年、あるいは40年というスパンで振り返ることで、

「今の自分がどんな状況にいるのか」

「これからどんなチャンスや転機がやってくるのか」

ということが見えてきます。

日本ではまだ珍しい「サイクルとして読む」手法

私はこの10年間、日本の皆さんに「意識進化占星学」をお伝えしてきましたが、このサイクルとしてアスペクトを読むという手法は、日本ではあまりなじみがありません。

多くの方は、トランジット(現在の天体の動き)を、たとえば結婚・出産・転職といった人生の節目に照らし合わせて読んでいると思います。

でも、それだけではなく、社会全体のサイクルが変わる時期に、自分にどんな影響が来ていたのかを見ることで、自分の人生に流れていた魂の意図がわかるようになるんです。

たとえば、私たちは過去のつらい経験を失敗として片づけてしまうことがありますよね。

でも、トランジットや会合周期を照らし合わせて見ていくと、あの経験は、魂が成長するための学びだったんだと気づける瞬間があるんです。

それを理解した時、自分はダメな人間ではなく、ちゃんと成長の段階を生きてきたと思える。

それが、意識進化占星学で最も大切な自己理解の一歩なんです。

オリジナル手法で、人生が腑に落ちる体験を

AUCでは、長く学んでくださっている方向けにヴィーナス会員サロンというコミュニティがあります。

ここはBasicコース修了生の方だけが参加できる学びの場で、その中で「アストロラボ」という研究会を運営しています。

このアストロラボでは、木星と土星の会合周期を見る私が作ったオリジナルの手法を使って、トランジットとアスペクトをどう読むかという研究をグループで行っています。

参加者の皆さんからは、

「自分の人生が深く理解できるようになった」

「過去の出来事の意味が腑に落ちた」

という声をたくさんいただいています。

自民党総裁選のニュースと会合周期

そんな中で、今回この高市さんと小泉さんのお二人のニュースが入ってきたんです。

チャートを確認したら、なんと二人とも木星と土星の合をもっていて、この会合周期が人生に大きな影響を持っていることが一目でわかりました。

「これはもう、今すぐお伝えしなきゃ!」と思って、昨日は徹夜で資料を作って、こうして皆さんにご紹介しているわけです。

何度もお話ししてきましたが、これまでは地の時代。

おうし座・おとめ座・やぎ座といった、地のサインで20年ごとに新しい周期が生まれていました。

けれども2020年、初めて風のサイン(みずがめ座)で新しい会合が起こりました。

そこから、今後200年にわたる風の時代が始まったのです。

そして、2040年にはふたご座で、その後はてんびん座へ。風のサインを巡りながら、時代はさらに進化していきます。

地の時代に一度だけ顔を出す風

面白いのは、小泉さんの世代(1981年生まれ)です。実は、彼の時の会合はてんびん座で起こっています。

これはすでに風のサインのエネルギーです。

そのあと2000年に、おうし座で土星と木星が再び会合して、新しい20年のサイクルが始まりました。このおうし座での合は、地の時代の最後の会合であり、200年間続いたサイクルの締めくくりでもありました。

この200年の中で、たった一度だけ、地のサインの中に風の要素が顔を出す瞬間があります。

それが1981年、小泉さんが生まれた時期です。

地の時代の構造の中にいながらも、次の時代を先に見せるようなことが起こってきます。

この時代に生まれた人たちは、バランスを取ろう、調和を大切にしようとする意識を強く持ちます。

冥王星もてんびん座にある世代なので、まさに協調と関係性の再構築がテーマです。

同時に、小泉さんは自分も出したいという衝動も強い。客観性と自己表現のはざまで揺れながら、ハートで生きようとしているところが小泉さんらしいなと思います。

そして彼は今、44歳。まさに中年の危機のタイミング。

人生の方向性を見直し、成長のための再調整が起こる時期です。

いろいろなことを学んで、成長していくタイミングですから、やっぱり今は、彼が首相になるタイミングではなかったんだろうというのがわかります。

このあたりの詳しい話は、またプレミアム動画でお伝えしますね。

社会の設計図が書き換わるとき

木星と土星、この2つの天体のペアは、拡大と制限、そして理想と現実の両方を象徴しています。

木星は「拡大」――火のエネルギーでスピリットを広げ、「もっとできる」「きっと大丈夫」と可能性を押し広げます。

ただし、低い周波数で使うと「やりすぎ」「誇大」「浪費」になってしまうのです。

そうした経験を通してしか、私たちは自分の限界や方向性を知ることができないからです。

一方で、土星は制限や成熟のエネルギーであり、木星が広げたものを、現実の中で形にしていきます。

だからこの2つが重なるとき、社会の仕組みが書き換えられるような、大きな転換が起こるんです。

この関係は、太陽と月のサイクルと似ています。

新月、上弦、満月、下弦、そして再び新月。私たちはそのリズムの中で成長を繰り返します。

木星と土星の関係も同じ。

2つの天体の間で、新しいスタート、成長、成熟、再構築の流れが繰り返されていく。

そうしたサイクルとしてアスペクトを読むことが、意識進化占星学の真髄なんです。

1961年:高市氏出生直前の木星×土星の合

高市さんの生まれた1961年、この年の2月19日に木星と土星がやぎ座26度12分で合になっています。

時間は朝9時02分。アセンダントはおひつじ座28度。

新しい時代へと踏み出していくようなエネルギーの中での会合でした。

このとき、月と金星はいずれも12ハウスにありました。

このサイクルのもとに生まれた人は、「自分がこうしたい!」と主張しながらも、最終的には大きな存在のために、愛をもって自分を捧げるというエネルギーを持っているんです。

ハルミ
ハルミ

理想と献身、その両方のテーマを抱えて生まれてきた世代、それが1961年の木星×土星の合を持つ人の特徴でもあります。

魂の進化を担う――冥王星とノード軸の共鳴

さらに注目すべきは、ノースノードに逆行中の冥王星が重なっていたこと。

わずか1度という非常にタイトなオーブで重なっています。

その反対側のサウスノードには逆行中の水星がぴったりと重なっていました。

この配置、非常に面白いですね。

冥王星とノード軸が連動し、水星も関わってくるというのは、言葉・思考・変容がすべて魂の進化に関係しているということ。

この世代は、「言葉」や「意識の変革」そのものが、魂の進化の鍵になっているのです。

「意識の革命を担う世代」と言ってもいいでしょう。

新しい始まりを刻むエネルギー

同じ時期、太陽はうお座0度に入ったばかりで、カイロンとも重なっていました。

火星もかに座の0度。

この0度という度数は、始まりの象徴です。

高市さん誕生――動き出す直前の星の息吹の中で

そして高市さんは、3月7日生まれ。この合から2週間ほど後に生まれています。土星と木星の度数は2度ほどしか進んでおらず、火星はかに座4度になっています。

このとき、冥王星は逆行していて、6度まで戻っていました。

水星は海王星のある場所からいったん先に進み、再び逆行してみずがめ座へ戻っています。

彼女の生まれた頃は、水星が逆行を終えて、順行に戻ろうとするタイミングでした。

この動き出す直前のエネルギーを持って生まれていることもまた、非常に象徴的です。

まさに時代の風を読み取り、新しい方向へ導く力を持っているのです。

世界が動き出した年――1961年という転換点

この頃の世界ではどんなことが起きていたでしょうか。

少し当時の出来事を振り返ってみましょう。

・第二室戸台風の発生

・第2次池田内閣の成立

・ベルリンの壁の建設(この時期に建てられ、のちに1989年に崩壊)

・ジョン・F・ケネディがアメリカ大統領に就任

・ガガーリンが人類初の宇宙飛行を達成

・日本では俳優・赤木圭一郎さんの死去

・映画『ウエスト・サイド物語』の大ヒット

政治・社会・文化・科学が一斉に動き出した転換期でした。

高市さんは、そんな「世界が再び呼吸を始めた時代」に生まれたのです。

彼女の中に流れるエネルギーは、まさにその時代の象徴そのものといえるでしょう。

1981年:小泉氏出生前のてんびん座での会合

小泉進次郎氏の世代を生んだてんびん座の会合

それに対して、小泉進次郎さんの生まれた1981年。

この年は、木星と土星がてんびん座で3回も会合(コンジャンクション)した、少し特別なサイクルの年でした。

逆行を挟みながら3度も重なるというのは、めったにない配置です。

その中でも、最初の会合が特に重要です。

この最初の合が起こったのは1981年1月1日(元日)。アセンダントはやぎ座で、土星と木星は9ハウスでした。

この会合は、社会の仕組みを学び、それをより大きな世界へ広げていくというテーマを持ちます。時代が理念を共有しながら社会を作り変える方向に動き始めた瞬間だったのです。

新しい風を呼ぶ0度の火星

このとき、火星はみずがめ座0度にありました。

奇しくも、高市さんが生まれた1961年の会合では、火星がかに座0度。

二人とも「0度=始まりのエネルギー」を象徴する度数に火星を持つ世代なのです。

方向性は違っても、どちらも新しい時代の扉を開く役割を担って生まれてきたことがわかります。

太陽はやぎ座にあり、社会的責任感と現実的な行動力を示しています。

小泉さんが実際に生まれたのは4月14日。

この会合から約3か月後のことです。

理念を拡張する風の次の時代への橋渡し

その後、3月5日には、再び木星と土星が逆行しててんびん座で合になりました。

このときのアセンダントはみずがめ座。

この頃、太陽や火星、水星、金星の多くがうお座にあり、月と水星はみずがめ座でした。

そしてもう一つの注目点は、天王星が0度にいたこと。

ここでもまた、0度の始まりのエネルギーが強く現れています。

つまりこの頃、宇宙そのものが新しい秩序を準備していたのです。

小泉さんが誕生する頃には、うお座にいた天体たちが次々とおひつじ座へ移り変わっていました。彼は次のステージへの切り替え点に生まれたことがわかります。

木星、土星、天王星、冥王星といった天体は、動きが遅いので、彼が生まれたときのチャートは、1回目の合からまだ大きく動いていませんが、彼のチャートでは地のエネルギーが全くありません。

現実的に形をつくる力よりも、風と火の軽やかで情熱的なエネルギーが圧倒的に強いんです。

風(思考・理念)と火(行動・直感)の組み合わせは、軽やかでスピーディー。

人を鼓舞して「やろうよ!」「進もう!」と動かすカリスマ性があります。

一方で、フィックスサイン(固定宮)が多いので、意志は強いですが少し頑固。

ミュータブルサイン(柔軟宮)が少ないため、柔軟に状況に合わせるのは少し苦手かもしれません。

また、水のサイン(感情・共感)の要素が少ないため、人を養う、深く共感するといった面は課題として残るかもしれません。

風の時代から読み解く、運命のタイミング

意識進化占星学で自分のポテンシャルを知る重要性

ハルミ
ハルミ

ここまでお話ししてきたように、意識進化占星学は「エネルギーとサイクルの学問」です。

そしてこのエネルギーには、2つの種類があります。

それがポテンシャルエネルギーと運動エネルギーです。

ポテンシャルと運動エネルギー――魂の「静」と「動」

ポテンシャルエネルギーとは、物理学でいう位置エネルギーのこと。

英語ではそのまま Potential Energy と言います。

高い場所にあるものほど、落ちるときに大きな力を生み出します。

それは、高い位置にあるほど眠っている力=ポテンシャルが大きいということです。

一方、運動エネルギーは、実際に動くことで発生するエネルギー。

止まっていたものが流れ始める瞬間の力です。

この2つの考え方を占星学に当てはめると、

ポテンシャルエネルギー=生まれた瞬間の空(ネイタルチャート)に刻まれた魂の設計図、運動エネルギー=その設計図を実際に動かす人生の流れ、と考えることができます。

まだ眠っている可能性の地図

たとえば、今見ている小泉さんのチャート。

これは、彼がこの人生に持ち込んできたポテンシャルそのものです。

でも、それはまだ静止しているエネルギーで、いわば眠っている状態です。

では、それをどうやって動かしていくのか?

それが、私たちの生きるという行為そのものなんです。

行動がエネルギーを目覚めさせる

食べる、学ぶ、人に会う、働く。

そうした日々の行動ひとつひとつが、あなたのポテンシャルを刺激し、活性化させていきます。

そして、もうひとつ大切なのが「今この瞬間の空の動き」=トランジットです。

私はこれを「星気予報」と呼んでいます。

「今日は満月でこんなエネルギーが来ています」そう伝えるとき、それは宇宙の運動エネルギーが、あなたのネイタルチャートのどこを刺激しているかを示しているのです。

それが「今がどんなタイミングなのか」を知るヒントになります。

使い方次第で人生は変わる

だからこそ、自分のポテンシャルエネルギーを知ることは、とても大切です。

エネルギーには周波数があります。

同じ配置でも、低い周波数で使えば苦しみや停滞を感じるし、高い周波数で使えば、宇宙のエネルギーと調和して、愛と信頼の中で生きることができます。

要は同じエネルギーでも、どんな意識でそのエネルギーを使うかで人生は変わるのです。

チャートが語る魂のテーマ

意識進化占星学では、このエネルギーの使い方を理解するために、AUC意識進化占星学Basic 1という講座で12のアーキタイプ(元型)を学びます。

どのサインにも良い悪いはありません。それぞれが独自の美しさと学びを持っているのです。

たとえば、小泉さんの場合、おひつじ座とてんびん座のエネルギーが非常に強く、この2つのポラリティ(極)を統合していくことがテーマです。

彼はみずがめ座的な視点から、しし座のハートを学ぶ段階にいるともいえます。

月もしし座ですから、過去世でもしし座的な自己表現を通して進化してきた魂でしょう。

高市さんの場合は、みずがめ座としし座、そしておとめ座とうお座、このあたりの軸がとても重要です。

水のエレメントが強く、月と海王星はいずれもさそり座。

感情・共感・深いエモーションの領域で多くの学びを持っています。

感情は魂を進化させる鍵

この「感情(Emotion)」こそ、魂を進化させるための鍵です。

感情を通して、自分を知り、他者とつながり、魂は進化していく。

チャートの一つ一つの配置は、どんな意識で生きるかを教えてくれるあなただけの地図なのです。

意識進化占星学は、人生のナビゲーションツールです。

自分の魂の設計図を理解し、自分のポテンシャルエネルギーを意識的に使いこなすことで、進化の意図に気づくことができます。

そのうえで今回お話ししてきたような「土星と木星の会合周期(トランジット解読法)」を学ぶと、魂の成長を時間軸でも読み解けるようになるのです。

AUC意識進化占星学Seminar3魂とつながるトランジット活用法①木星と土星の会合周期神様のイジワルが実はチャンスだったと気づく

この講座は、私が何年もかけて作り上げたオリジナルの内容です。

AUCのアストロラボでは多くの方がこの手法を使って学ばれました。

皆さん、例外なく「深い気づき」を得ていかれます。

だからこそ、私は今、あらためて、この講座を多くの方に届けたいと思っています。

総裁選当日のトランジットのエネルギー

ここまで、高市さんと小泉さん、それぞれが持って生まれたポテンシャルエネルギー(魂の設計図)について見てきました。

では、あの総裁選の日、宇宙からはどんなエネルギーが流れていたのでしょうか。

この瞬間の空の動き(トランジット)を見ることで、その時の出来事に込められた宇宙の意図が見えてきます。

2025年10月4日 14時55分──決まった瞬間のチャート

この日、私はニュースをリアルタイムで見ていました。

「高市さんに決まりました」と発表されたのが、午後2時55分。

その時間でチャートを出してみると、驚くほど象徴的な配置が現れていました。

アセンダントはみずがめ座。

そして、冥王星がみずがめ座1度で逆行中。

さらに、海王星はおひつじ座0度で逆行、天王星はふたご座1度で逆行しています。

この3つの天体が、まるでトライアングルのように美しく結ばれていたのです。

これは「風の時代」の象徴そのもの。

そしてノード軸を見ると、おとめ座にあるサウスノードに金星がぴたりと重なっています。

反対側のノースノードはうお座18度。ここには逆行中の土星が重なっていました。

火星はさそり座8度。

情熱と深い感情のエネルギーも、しっかりとこの瞬間に働いていたのです。

風と水のハーモニー──変化と共感の融合

このトランジットチャートは、とても面白い特徴を持っています。

風のエレメントが圧倒的に強いのです。

みずがめ座のアセンダント、

天王星はふたご座、

太陽と水星はてんびん座。

アセンダント(東の地平線)から太陽、そして社会を象徴する天王星まで、すべてが風のサインでつながっていました。

一方で、うお座の土星やノードによって水のエネルギーも強く働いていました。

この日、日本の政治は風と水が共鳴する瞬間を迎えていたのだといえるでしょう。

冥王星のOut of Bounds

そして、この日のチャートで最も重要なポイントが、冥王星の状態です。

冥王星は南緯23度32分にあり、これはデクリネーション(赤緯)(Out of Bounds)と呼ばれる特別な状態です。

簡単に言うと、冥王星が通常の軌道範囲を越え、その働きが極端に強まっているタイミングだったのです。

これはなんと250年に一度しか起こらない稀有な現象です。2024年から2035年ごろまでの間、しばらくこの影響が続きます。

この時期、私たちが古い感情(怒り、嫉妬、罪悪感、そして自己否定)を一気に浮上させ、手放していくエネルギーが強まっているのです。

「なんだか最近、感情が揺さぶられる」

「昔の傷が再び浮かんできた」

そんな方が増えているのも、この冥王星の働きによるものです。

宇宙は今、私たちにこう語りかけています。

「もう、古い意識を抱えたままでは前に進めない。新しい自分に生まれ変わるときだよ。」

総裁選×高市氏のネイタルを重ねて読む

ハルミ
ハルミ

では次に、この総裁選当日のトランジットを、高市さんのネイタルチャートに重ねて見ていきましょう。

正確な出生時間がわからないためハウスまでは読めませんが、それでも十分に、宇宙が彼女にどんなメッセージを送っていたかが見えてきます。

木星と土星が呼び覚ます「宿命のサイクル」

まず注目すべきは、総裁選当日の木星の位置(てんびん座22度)。

これは高市さんのネイタル木星×土星の合と、わずか4〜5度しか離れていません。

オポジションになっていたのです。

しかも彼女は、生まれた時から木星と土星の合(コンジャンクション)を持っている人。

この日は、彼女の木星×土星サイクルが反対側から刺激されるタイミングだったのです。

まるで宇宙が、「さあ、次のステージに進みなさい」と告げているようでした。

まさに総裁選という舞台そのものが、彼女の魂の成長サイクルとシンクロしていたのです。

もうひとつ見逃せないのが、この高市さんの木星と土星の上に、トランジットの冥王星が重なっていたということ。冥王星は1度ですから、数年前からすでにこの変容の波は始まっていて、高市さんにもいろいろなことが起こっていたのではないかと思います。

冥王星の動きはとてもゆっくりなので、一時的な影響ではなく、数年かけてじっくり作用していくのです。

彼女が過去の自分を超えて、新しいリーダー像へと歩み出すタイミングは、まさに宇宙のリズムと完全にシンクロしていたのです。

活動宮グランドクロスの試練と癒しの調和点

この日のチャートで特に印象的なのは、活動宮に形成されたグランドクロスです。

高市さんの金星(おひつじ座5度)には、トランジットのカイロンがぴたりと重なり、その反対側では水星(てんびん座26度)が緊張の角度を取っていました。

さらに、彼女が生まれ持つ木星と土星の合(やぎ座)には、トランジットの冥王星が重なり、その真向かいには木星(てんびん座)が位置していました。

これらの配置が互いに結びつき、活動宮のグランドクロスができていたのです。

そしてこのグランドクロスこそが、彼女の木星と土星の合を強く刺激し、魂レベルでの大きな変容と覚醒を促していたのです。

太陽とノースノード──魂の使命が現実化する時

さらに重要なのが、高市さんの太陽(うお座16度)とトランジットのノースノード(うお座18度)の合です。

ノードは他の天体と異なり、見かけ上逆方向へ動きます。

そのため、通常の天体が反時計回り(みずがめ→うお→おひつじ)に進むのに対し、ノードは時計回り(おひつじ→うお→みずがめ)の方向へと移動していきます。

現在のノースノードはうお座後半から中盤に差しかかっていて、これから徐々にみずがめ座へと戻っていくのです。

彼女の太陽があるところは、今生自分の自我がこれを果たしたいという自己表現したいところです。

それらがうお座で重なるということは、今生で果たすべき使命に直面します。

宇宙が導いてるので、何があっても受け取るしかないエネルギーをしっかり受け取って役目を果たしなさいというメッセージが来て、彼女はこのタイミングで総裁になったんだとわかるのです。

木星×土星サイクルの再起動

さらに注目すべきなのは、木星と土星のグランドクロスが形成されていた箇所に、高市さん自身のネイタル木星と土星の合(やぎ座)が重なっていたことです。

このトランジットの配置では、彼女の木星・土星が、現在の土星と木星のペアと調停の角度(60度)を取っていました。

つまり、ネイタルの木星×土星が、宇宙の新しいサイクルと共鳴し、強く活性化されていたのです。

実際、2024年8月下旬、木星と土星は上弦の月のような90度(スクエア)の関係になりました。木星がかに座1度前後、土星がおひつじ座1度前後。

この角度は「新しい構造が試される」タイミングを示します。

高市さんのチャートにはもともとこの2天体の合がありますから、この時期には彼女の内的サイクルにも大きなインパクトが訪れていたことがわかります。

このスクエアは一度きりではなく、2024年8月、12月、そして2025年6月頃にかけて3度形成されました。

逆行と順行を繰り返しながら、テーマを再調整するように、宇宙は何度も同じ問いを投げかけていたのです。

そして、これから先は、角度が徐々に120度(トライン)へと移行していきます。

試練を越えた後、形にしていく流れに入っていくということ。

彼女にとっては何か今大きく変化するタイミングですが、そこをうまく使っていくと、それを伸ばしていけるようなタイミングでもあることがわかります。

冥王星による覚醒のタイミング

さらに、外惑星同士は小三角を形成しており、この日のMC(天頂)はいて座3度。

また、冥王星(動画では天王星といい間違えていますが、チャートで指しているのは冥王星です)と彼女の火星の間には、YOD(神の指)と呼ばれる特別な配置もでき、運命に導かれるような選択と決断が促されていたことを示します。

こうして見ると、やはりこのタイミングは、なるべくしてなった総裁選だったと言えるでしょう。

高市さんのネイタルチャートでは、ノースノードと冥王星が重なり、その反対側に太陽があります。これは深い覚悟をもって転生してきた魂の配置です。

過去の痛みを癒し、魂の学びを完成させるために生まれてきた人。

還暦を超えられて、2021年には土星が冥王星と合になり、同時に彼女自身の土星回帰が訪れていました。

コロナ禍という混乱の中で、古い構造を終わらせ、新しい自分の役割を受け取る時期だったのです。

そして今、彼女のノード(うお座18度)は太陽(うお座16度)とほぼ重なりつつあり、魂の目的と現実の自己表現が統合されようとしています。

この流れの延長線上で、来年2026年5月にはリバースノードリターンが来て、魂のテーマがより明確に形になっていくでしょう。

ノードと太陽が重なる日&リバースノードリターン

高市さんのチャートでは、ノードが移動して太陽に近づいていくと、来年2026年5月頃、リバースノードリターンを迎えます。

このタイミングは、サウスノードが冥王星と重なるという非常に強い配置も重なります。

魂の学びを深く試される時期で大いなる試練と再生の節目でもあります。

この頃は、個人だけでなく、世界全体が大きく変わる転換点を迎えています。

ハルミ
ハルミ

今年(2025年)の秋から冬(10月〜12月)にかけても強い変化が続き、2026年に入ると本格的に新しい時代の流れが動き出すでしょう。

そんな中で、天命を持つ高市さんが自民党総裁に選ばれたこと自体、宇宙の流れの象徴といえます。

今、政治の世界では、派閥や利権にとらわれずに行動する人々が少しずつ表舞台に出てきています。都議会のさとうさおり(佐藤沙織里)さんのような女性リーダーの登場や、都政をめぐる数々の暴露、さらには自民党の裏金問題、兵庫県の問題など、隠されていたものが次々と明るみに出ています。

これは、宇宙の流れの中で「嘘やごまかしが通用しなくなる」時代に入っていることを示しています。

これからの世界では、愛と誠実さの法則に従って生きる人だけが、本当の幸せを手に入れることができるのです。「今だけ・金だけ・自分だけ」の価値観にしがみついている人たちは、これから淘汰されていくでしょう。

高市さんにとっても、ここがまさに腕の見せどころ。

利権や派閥を超えたリーダーシップが試される時期に入っています。

皆さんも、外側に意識を向けてばかりいると、これからは本当に苦しくなります。大切なのは、自分のハートの声を聞くこと。

自分の魂が本当にやりたいことを、直感に従って生きることです。そうすれば、人生は大きく変わっていきます。

高市さんは、うお座のエネルギーがとても強い方です。

だからこそ、もっと大きな存在のために自分を捧げる生き方をしなければ、決して幸せにはなれないタイプです。でも、彼女はそれができる方です。

きっと時代の橋渡し役として、大切な役目を果たしていかれるでしょう。

私は、自民党そのものがこのまま伸びていくとは思いません。

これからの時代は、横につながる力が求められ、高市さんはそれを持っている方です。

彼女のノースノードの支配星は水星。その水星がみずがめ座で逆行しているというのも、とても象徴的です。

古い仕組みを超えて、自由で新しいコミュニケーションを築いていく、これからの風の時代にふさわしい配置です。

大半のメディアは「次は小泉進次郎さん」と言っていましたが、正直なところ、小泉さんが本当に世界で通用するリーダーになれるかというと、私は少し疑問に思っていました。

その点、高市さんはご自身の意見をしっかりとお持ちです。

もちろん、それゆえに大変なことも多いと思います。

けれども、国民が応援して支えていけば、必ず道は開けると思います。

これからの日本や世界には、戦争をあおったり、対立を深めたりするようなエネルギーではなく、まったく新しい方向からものごとを見つめ直す視点が求められています。

そこに気づけるかどうかが、これからの時代を生き抜く鍵になるでしょう。

2025年〜2026年にかけての重要トランジット

今年(2025年)11月9日前後には、太陽がうお座16度にある高市さんのチャートに、ノースノードがぴたりと重なるタイミングが訪れます。

この時も、高市さんにとって大事なタイミングになります。

ちょうど前日8日には、天王星がふたご座からおうし座に戻るということもあり、この時期は非常に象徴的です。

木星はおうし座25度にあり、彼女の土星(やぎ座26度)とオポジションになります。

この時期、もし組閣があるなら、このタイミングかもしれません。

太陽はさそり座16度にあり、調停の角度を作っているため、緊張と調和が共存する、運命的な再構築のエネルギーが流れています。

このタイミングは他にもYODがいくつもできているなど、たくさんの気になるアスペクトができています。

そして来年2026年5月5日、子どもの日。

この日は彼女のリバースノードリターンになります。

今のノースノードがうお座6度11分になって、彼女のネイタルのサウスノードとぴったり重なるんです。

現在のノースノード(うお座6度11分)が、彼女のネイタルのサウスノードと重なり、

反対側では、今のサウスノード(おとめ座6度)が、彼女のノースノードと冥王星に重なります。

これは、魂のカルマを浄化し、過去のエネルギーを統合する大きなタイミング。

カルマとは悪いものではなく、これまで積み上げてきたエネルギーの因果の清算です。

過去世からの努力や徳があれば、ここで報われる人も多いのです。

天王星・冥王星・海王星が示す進化の鍵

その時に、とっても大事になってくるのが天王星です。

2026年4月26日、天王星は本格的にふたご座に入っていきます。高市さんのリバースノードリターンはその直後に起こっています。

天王星は今、ふたご座0度で、ノード軸に対してスクエアの関係を取り始めます。

高市さんがどれだけこの天王星のエネルギーを高い周波数で使えるかが、進化のカギになるでしょう。

冥王星はみずがめ座5度、海王星はおひつじ座3度。

この2天体がノード軸と150度の調停の角度をとり、彼女の魂の成長プロセスをサポートしています。

こういう時は、彼女がどれだけ政策をしっかり取り組んでも、数々の微調整をしなければいけないでしょう。

彼女がどれだけ謙虚に、しかし力強く、宇宙を信頼できるかが問われます。

土星はすでにおひつじ座に入り、行動と責任の新しいサイクルを示しています。

高市さんにとって、信念を持ちながら行動する時期なのです。

ハートと直感を生かす時代へ

メディアは今も彼女を批判的に報じていますが、本質的には直感で感じ取る力と大きな愛をもって橋渡しする力が、高市さんの真の強みです。

これからの時代、頭で考えすぎる人は苦しくなります。

外側の声に振り回されるのではなく、自分のハートの声を信じて生きること。

それが、宇宙の流れに乗る唯一の方法です。

高市さんが、うお座の深い奉仕のエネルギーを高い次元で使いこなし、自分をもっと大きな何かのために捧げる生き方を選べば、必ずその先には、新しい日本の可能性が開かれていくでしょう。

風の時代の新しいリーダー像と私たちへのメッセージ

小泉進次郎氏の総裁選時トランジットと選ばれる資質

ここで少しだけ、小泉進次郎さんの総裁選の時のトランジットを見ておきましょう。

この時、小泉さんの金星にはカイロンが重なっていました。反対側には水星があり、そのそばには冥王星もあります。冥王星は22度で、木星とスクエアを取っていました。

もともと彼は、土星と木星がてんびん座で合になっていますから、この木星のテーマをどう扱うかが大きなポイントだったと思います。

そこがうまく噛み合わなかった場合、思うようにいかないかもしれません。

ハウスがわからないので細かくは読めませんが、彼のノードはしし座―みずがめ座の軸で7度にあります。

そこにこの時、火星(さそり座8度)がぴたりとスクエアを取っていました。ですからここも、この火星のエネルギーをどう使うかが課題だったと言えます。

彼がこの火星をどのように表現し、どこまで誠実に自分の意志を伝えられたか。そこに今回のメッセージがあるように思います。

他にも見どころがあります。

彼の持つおひつじ座の水星と、この時の太陽(てんびん座11度)が向かい合っていて、ミスティック・レクタングルという配置を作っていたので、学びや気づきの多いタイミングでもありました。

また、外惑星と木星の間にはカイト(のアスペクトもできていて、だからこそ彼は今回、総裁選の最終局面まで進むことができたのだと思います。

前回は出馬すら叶わなかったとおっしゃってましたからね。

さらに、トランジットの天王星と彼のネイタル天王星はちょうどオポジションで、同時に月とはスクエアを取っていました。

小泉さんは現在44歳。ちょうど天王星のオポジション、つまり「人生の折り返し点」の時期にいます。

しかも、彼の土星は5度ですが、今の土星がもうすぐオポジションに入ります。来年2026年になると、土星が完全にその位置に重なり、さらに海王星も彼の土星と木星にオポジションを取っていきます。

ですから今は、何をやってもうまく形になりにくい時期。

まさに「中年の危機」と呼ばれるタイミングです。

この時期は、占星学的にも人生の見直しを迫られる時。

古い自分を脱ぎ捨てて、新しい生き方へシフトするチャンスでもあります。

小泉さんにとっても、この総裁選はまさにそんなタイミングでした。

大きな組織の中で持ち上げられ、表舞台に立つことはできたけれど、今の時代のエネルギーでは、もう昔のような派閥と利権の力学だけでは通用しません。

ステマ騒動など、以前なら隠せたようなことも、今はすぐに明るみに出ますよね。

今の宇宙の流れでは、嘘や隠し事はすべて暴かれるようになっています。

だからこそ、正直に、自分のハートの声を聞いて生きることが大事。

自分を大きな存在のために喜びをもって捧げるような人こそ、これから奇跡のような変化を体験していくでしょう。

そういう意味でも、今回、自民党の中で高市さんが選ばれたのは、宇宙のエネルギー的に見ても、とても納得のいく流れです。

おひつじ座満月が照らす新しいリーダー像とAUC講座案内

ハルミ
ハルミ

さて、最後に少しだけお知らせをさせてください。

「〜神様のイジワルが実はチャンスだったと気づく〜 魂とつながるトランジット活用法」シリーズ。

その第1弾として、木星と土星の会合周期をテーマに扱ったセミナーがあります。

この会合周期という考え方は、私が2020年10月にまとめたものです。

あの年の12月22日、太陽がやぎ座に入り、北半球で最も夜が長くなったその日、土星と木星がみずがめ座0度で重なり、風の時代が幕を開けました。

AUCで教えているこの手法は完全オリジナルで、惑星の会合周期やアスペクトを、単なる角度としてではなく、サイクルとして読むのが特徴です。

例えば合(コンジャンクション)は、重なる直前なのか、直後なのか。

それだけでも意味が全く違ってくるのです。

このセミナーを学んでみたい方は、こちらから事務局へお問い合わせください。

高市さんの場合は、合の直後に生まれています。

それだけでも彼女がこの時代に日本初の自民党女性総裁として選ばれたことには、宇宙的な意味があるのです。

もちろん、女性リーダーというだけでさまざまな意見もあるでしょう。

けれども、世襲ではない女性政治家がこうして前に出てくること自体が、時代の象徴なんです。

都議のさとうさおり(佐藤沙織里)さんのように、個人として諦めずに戦い続ける姿にも、同じ風の時代の精神を感じます。

今はSNSというツールがあり、個人が自由に発信し、共感でつながることができるようになりました。

それこそがみずがめ座=情報とネットワークの力です。

さらに、天王星がふたご座に入り、再びおうし座へ戻るこの時期は、経済や社会システムまでもが根本から変わっていくでしょう。

こうした時代の変化を、アストロロジーの視点から自分の人生にどう活かしていくかを学べるのが、このセミナーです。

今日は高市早苗さんと小泉進次郎さんのチャートを通して、風の時代にふさわしい新しいリーダー像、そして私たち一人ひとりへの宇宙からのメッセージをお話ししました。

どうか今日の話が、あなた自身の人生を見つめ直すきっかけになればうれしいです。

10月7日のおひつじ座の満月は、とてもパワフルなエネルギーが降り注ぎます。

強い衝動や感情の揺れを感じる方も多いかもしれません。でもそれは、宇宙があなたに新しい始まりを促しているサインです。

ハルミ
ハルミ

もしよかったら、AUCヴィーナス会員になって、今の宇宙から届いている運動エネルギー(キネティック・エネルギー)を一緒に学び、あなた自身の進化に役立ててください。

Thank you so much, and so much love, Harumi

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