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風の時代の新しい学び~イントロダクション~
2022年4月のエネルギーは1万年に1回
皆さんこんにちは。エネルギーナビゲーターの大旗ハルミです。今日、4月12日は特別な日です。
今、宇宙意識とつながっていく新しい時代が始まろうとしています。
海王星が発見されるより前は、木星がいて座とうお座の支配星でした。ですから今でも外惑星と言われている天体を使わないトラディショナルなアストロロジーでは、あくまでも12ハウスのルーラー(支配星)は木星です。
うお座の支配星である2つの惑星、木星と海王星が、うお座というサインで重なるのは基本的に166年に1回しかありません。
それが今回はこの外惑星と土星と木星の絡み、ノード軸、それを全部分析して見てみると、私が持っている1万年分のデータの中で、今回しかありませんでした。
私たちは今、本当に大きく時代が変わっていくところに生きているのです。私たちの外側は大変な乱世の時代ですが、本来の宇宙意識とつながって、私たちの魂の声を聞いて、一人一人が輝いていける時代が来ます。
そのためにも、このアストロロジーを学ばれて、皆さんが魂の設計図のメッセージを解読できるようになると、本当に生きやすくなると思うのです。
私は、70歳になるまでのあと4年の間に、私が学んできた知識を日本の皆さんになるべくたくさんお届けすることが、今の私の使命だと思って取り組んでいます。
「勉強してもチャートが読めない」を解決します!
さて、今日ご紹介するのは初心者のための講座ではありません。
アストロロジーを学ばれている皆さん、「ある程度アストロロジーを学んできて、チャートも読み始めているけれど、まだよく読めない」という悩みをお持ちではありませんか?
私の受講生の方でもいらっしゃるでしょうし、私以外のところで学んでいる方にもたくさんいらっしゃると思います。
例えば、こちらは今日のチャートです。太陽はおひつじ座、8ハウスにあります。
本やサイトで調べると、太陽が8ハウスにある時は○○という具合に、簡単なキーワードが書いてあります。
さらに、このチャートの太陽は水星と結構タイトな合(ごう)になっていますが、アスペクトを調べると書いてある定義やキーワードを組み合わせたら、メッセージが読めると思ったら大間違いです。
その程度の読みでは、このチャートがもし、誰かの生まれた時のチャートだとしたら、その人の魂がどこから来て、どこへ行こうとしているのか、全く読めないのです。
私がハウスの講座で何をお伝えしたいかを示すために、ある女性のチャートをご紹介します。
この女性は1980年2月27日、アーカンソー州のリトルロックという街で生まれました。この女性は23時24分に生まれていて、あと30分ちょっとで次の日、28日になってしまう時間です。
アセンダントは地平線の位置を表していて、東の空はさそり座16度8分、太陽はうお座8度で4ハウスにあります。
私が皆さんにお伝えしている、魂中心のアストロロジー=コンシャスネスアストロロジーでは、月のノードもとても重要です。
残念ながら今回はあまり解説することはできませんので、チャートをどのような手順で読んでいくかについては、チャート解読技法の基礎など、星コミからいろいろな講座を出しておりますので、星コミJAPANのホームページからご覧ください。
一般的な占星術によくある読み方
例えば、一般的に普及している占星術では、天体を個人天体、社会天体、外惑星と、ざっくりひとくくりにして説明していたりします。
特に外惑星と呼ばれる天王星、海王星、冥王星は、一般的な占星術では英語圏でも、時代や世代を表すと言われていますが、これらの天体は、個人の魂の設計図としてチャートを読む時にも、とても重要なのです。
マウリース先生も、外惑星は個人のチャートリーディングで非常にパワフルな影響を及ぼすということを、繰り返し強調されています。
そういう意味で、日本で紹介されているアストロロジーはそこが分かっていない!と思うことがとても多いです。
それからもう一つ、サインについて簡単にキーワードをまとめて解説してくださっているサイトが多くありました。
1ハウスは何、2ハウスは何と、キーワードが一覧表にまとまっています。そこにちょっと肉付けしてサイトで解説をしてくれていますが、なぜそうなのかということが全く見えないものが多いのです。
例えば、あるサインのキーワードとして、「内面・潜在意識・秘密・障害」と書かれていました。
これだけでは何のことか分からないし、まだまだ全然足りない感じがします。アメリカのサイトでも同じで、こういう感じで教えることが非常に多いのです。
あるサイトでは、てんびん座のキーワードに契約・公衆と書かれていました。契約はなんとなく言いたいことが分かる気がしますが、てんびん座が公衆と言うのは間違ったメッセージだと思います。
むしろ公衆(パブリック)は、マウリース先生に言わせると、第12ハウス/うお座のテーマなのです。
単にキーワードを並べただけではハウスのことはよく分からないのですが、特にこの第12ハウスについては、皆さん本当に分かっていないというのが私の感想です。
マウリース先生はこのようなアストロロジーの教科書をクックブック(料理のレシピ本)とよく言っています。
このように分かりやすくするためにひと言でとまとめようとすると、どうしても料理の本のような解説になってしまわざるを得ません。
一般的なアストロロジーのクラスの基本講座では、ハウスは1回の授業で、こういう意味だから覚えてねという程度で終わってしまうのです。
それではチャートのメッセージを深く読み解くことはできません。
だから私の講座では本当に膨大な時間をかけて皆さんに解説しています。それはマウリース先生もそうやって私たちを指導してくださったからです。
そこまでして初めて、深い宇宙の暗号が読み解けるようになるということを今日私は皆さんにお伝えしたいのです。
例えば、11ハウスについて考えてみましょう。本やサイトで調べると、「友達・グループ・ゴール・希望・未来・宇宙」と書いてありますが、これだけでは何のことか分かりません。
なぜ11ハウスはそう言われるのかというところが大事なのに、そこがそっくり抜けているからです。
なぜそうなのか、そこが分からないと、ただハウスとはこういうものだと暗記するしかなくなってしまうのです。
ただ暗記しただけでは、全然パワフルな読みはできません。アストロロジーはもっと大きな視点でダイナミックに読まなければならないのです。
生まれた時間で変わるハウスの位置、変わらない天体の位置
先ほど例に挙げた女性のチャートに話を戻します。今回は太陽だけに注目してお話しますが、他の天体の位置もしっかり見ておいてくださいね。
例えばこの方が、3時間ほど前に生まれていたとしたら、地球は自転しているのでアセンダントは1日で1周しますから、さそり座ではなく、てんびん座のアセンダントなってきます。
太陽は同じうお座の8度ですが、さっき4ハウスだったのが、今度は5ハウスの終わりのほうになってきています。
ここは5ハウスの終わりのほうなので、6ハウスとして読んでいくことのほうが多いと思います。
月は9ハウスでしたが、10ハウスの終わりのほうになってきているので、これも11ハウスとして読んだほうがいいかもしれません。
カスプの取り方やハウスのシステムといったことは、初級コースでも少し教えてきましたが、今回はそこもしっかりと皆さんにお伝えしていこうと思っています。
今度は生まれたのが9時間前の、14時24分だとすると、かに座のアセンダントとなって、太陽は上半球に来ています。
月の位置は、約29日で地球の周りを一周するので、同じ日に生まれても、生まれた時間で位置が変わります。(一つのサインを約2.5日で移動します。)
最初はしし座8度だったものが、14時半だと、しし座6度です。一方で、太陽はずっとうお座8度、他の天体もほとんど一緒の位置です。
もう少し早い時間で午前中、12時前だと、月はしし座3度です。ですから、多分この日の早朝は、月はかに座の終わりのほうにいたのでしょう。
1番最初にお見せしたチャートがこの方のオリジナルのチャートですが、このように、同じ日でも、生まれた時間によって、チャートは全く違う意味になります。
これををどうやって読んでいくのかを考えた時、10ハウスの太陽と4ハウスの太陽の定義やキーワードをいくら読んでも、それだけでは理解できないのです。
アストロロジーのチャートを読んでいく時に、特にハウスがとても大切になってくるのはなぜでしょうか。
同じ誕生日の場合、太陽や他の惑星の位置は全く同じすが、生まれた瞬間の場所によって、また時間によって(地球の自転は早いので)アセンダントはどんどん変わっていきます。
それによって天体の配置が全く違ったハウスになってくると、同じようなエネルギーでも、使われるところが変わってくるため、全体としてはかなり違うメッセージになるからです。
キーワードのようなものを覚えるだけで、一つ一つバラバラに分解して、ある側面だけを取り上げただけの定義を組み合わせても、統合された深いメッセージにはならないのです。
深い読みができる進化占星学は人生のナビゲーション
最近のアストロロジーのソフトウェアはずいぶん発達しました。
アストロロジーのリーディングの一般的な知識をプログラムにして、それを機械的に組み合わせて、これがあなたのリーディングですと、コンピューターで解析したものを出してお金を取るサイトもたくさんあります。
その結果を見て、少し当たってるなと思うこともあるでしょうけれど、全然違うなというところもたくさんあるはずです。
それは、同じチャートでも、個人の魂の進化の意識のレベルによって、全く違った結果として現れてくることも多く、また、すべてのエネルギーがシンセサイズ(統合)されて初めて、その人の本来のエネルギーが分かるからです。
部品をただ寄せ集めてくっつけただけでは、ただばらばらの情報が混ざっているだけにすぎないのです。
魂の進化のレベルを考慮にいれ、エネルギーのシンセサイズという視点で、深いチャートリーディングができるのが、この魂中心の意識の進化占星学です。
進化占星学は、単なるイベント志向の占いではないのです。
皆さんの魂の設計図を読んで自分とよく向き合うことで、これから一人一人が自分らしく生きていける時代になってきます。
その時に私たちは、自分がどんな人間なのかを知るために、しっかり自分と向き合うツールが必要です。しかし、そういうツールに出会うのは、なかなか難しいのが現状ではないでしょうか。
そのために、今は苦しい時代になってます。これからの時代は、外側の基準に合わせるような生き方をしたら、本当に苦しくなります。
今、自分たちの外側の、こうあるべきと理想的に思ってきたロールモデルや規範になっていたような生き方が、冥王星がやぎ座に入ってきたところで全て壊されています。
そのあたりをよく理解していくと、この進化占星学は本当にパワフルな、私たちの人生のナビゲーションツールだと強く思います。
自分の無意識の部分にも、光を当てることができるため、より客観的に自分を俯瞰(ふかん)してみる視座ができてきます。だからこそ、自分のことをよく理解できるようになります。
そして今の星のエネルギーを分かってくると、これからいつ、どのくらいの時に、どのようなところが刺激を受けて、課題として自分にどのようなテーマが出てくるかが分かるのです。
タイミングが読めるということです。どのタイミングでどういうところに刺激が来るかというのは、全てハウスを理解しなければ分かりません。
例えば、金星がどのサインにあるかということは、ある程度解説していくことが可能です。
金星の持つエネルギーとその金星が配置されているサインのエネルギーはある程度はっきりと決まっています。
しかし、それがどのハウスにあるかとなると、人それぞれいろいろなハウスにあり、さらにアスペクトまで絡んでくると組み合わせが何万通りもあるので、それを一つ一つ書籍や講座で解説することは不可能です。
その上、その金星がどのハウスのカスプのルーラーになっているかで、ハウス同士のコネクションも考慮に入れていく必要があります。
ですから、このハウスをしっかりと解読する本格的な講座は、なかなか英語圏の先生も出していないのです。
私は、あえて今回、これを皆さんに提供しようと思い、膨大な資料や何冊もの本を読み込んでまとめてきました。
私が今まで学んできたいろいろな先生の授業も全部まとめて、その中で私がここを伝えたいというものを厳選して形にしています。
こういう講座は出すほうも大変な労力がかかりますが、私が20年以上学び続けてきて体得した情報を自信をもってお届けします。
どこまでやってもある程度料理の本のようになってしまうところは避けられない部分がありますが、根本的な基本の部分というものを、今回皆さんにお伝えすることで、必ず皆様のお役に立てると信じています。
風の時代の新しい学び~12ハウスリーディング3つのエッセンス
エネルギーとサイクルの学問という視点
今からリーディングに必要な3つのエッセンスについて、解説していきたいと思います。
まず1点目は、『アストロロジーはエネルギーとサイクルの学問である』という視点でリーディングをすることが非常に重要です。
誰かがおひつじ座とはこういうものと数行で定義しているのは、エネルギーのほんの1例を切取っただけなのです。
本来は、宇宙のエネルギーそのものを見なければなりません。
私が皆さんに教えているコンシャスネスアストロロジーは、Astrology of the Evolution of Consciousness、意識の進化のアストロロジーです。
意識進化占星学と言ってもいいのですが、私はコンシャスネスアストロロジーと呼んでお伝えしています。
マウリース先生から教えていただいたことが1番大きな柱になっていますが、それだけではなく、私が学んできたエソテリックアストロロジーや、他のアストロロジーも含まれてます。
私がお伝えしたいアストロロジーをひと言で言うならば、Soul Centered Astrology、魂中心のアストロロジーです。
西洋占星学にはいろいろなアストロロジーがあるのですが、現在日本で一番主流のものは心理占星学と呼ばれるものです。
それは、出生図を心理学的視座も入れて読み解いていくアストロロジーで、Personality Centered Astrology(パーソナリティ中心のアストロロジー)と言います。
その人の性格や特性を、アストロロジーを使って理解していくので、かなりパワフルに自分に気付くことができます。
私はこのパワフルなアストロロジーにひかれ、この世界に入りました。
でも、心理占星学で自分のチャートを読んだ時、私は確かにそういうエネルギーを持っていると分かりましたが、なぜ私はこんな性格に生まれたのだろうという疑問には回答を与えてくれませんでした。
例えば、あなたはこういう性格ですと言われた時に、そういう自分が好きな部分だったら納得できますが、そういう自分があまり好きではない部分だと、自分をそのまま受け入れることがとても難しくなってしまいます。
善良な人ほど、そのような自分の至らない部分と思われることを苦にして、自分が嫌いになってしまいがちです。
私たちが持って生まれるエネルギーには全て理由があるのです。そこまで納得したかったら、魂中心のアストロロジーで読むことが大事です。
皆さんの設計図であるネイタルチャートは、今生の性格を表すだけではなく、過去生でどのような経験をしてきて、今生は何を学ぼうとしているのか、そして意識の進化のレベルはどの段階にいるのかまで、分かるのです。
そのような魂の成長の過程が分かってくると、これまでの自分が取り組んできた課題の意味がすとんとお腹に落ちて、自分をありのままで認めてあげられるようになっていきます。
実際、コンシャスネスアストロロジーの受講生の方から、「昔は自分が大嫌いでしたが、今は自分をとても愛おしく思えるようになりました」というフィードバックをよくいただきます。
意識の進化のレベルはチャートから読み取ることができません。アストロロジャーが勉強した上で、意識の進化のレベルはどの段階にいるのかをクライアントとの会話から導きます。
それは意識の進化のレベルによって、人それぞれ事象の出方が異なるからです。
例えば、同じように火星をうお座に持つとしても、どの周波数を使ってるかでその出方が違います。
そこを判断していくことは、このコンシャスネスアストロロジーを学ぶうえで、とても重要な技術になってきます。
このように読んでいくのが魂中心のアストロロジーです。
これはマウリース先生の「アストロロジーとは何か」という最初の授業で学んだ時の私のノートです。
アストロロジーでは、シリウスなど、スターと言われてる恒星まで入れて読む場合もありますが、基本的に太陽系の天体を見ています。
天体はそれぞれのサイクルの中で、常に回転しています。物体が動くところには、必ずエネルギーが生まれます。
そういう意味で、アストロロジーはエネルギーの学問であり、そのようなエネルギーがどのように地球の私たちに影響を及ぼしているかということを研究していると言えるのです。
皆さんの魂の設計図は、皆さんが生まれた時に持ち込んできた宇宙のエネルギーを象徴しています。
なぜそう言えるのかという部分については、まだ私たちの意識や科学ではよく分かっていません。
まだ私たちには理解できない、証明できないから、アストロロジーは非科学的だと、アストロロジーを否定する科学者もいますが、それはおかしいと思っています。
例えばレントゲンにしても、東洋医学にしても、その原理が証明できないものや非科学的と言われてきたことが、現代になって科学的に証明されることは多々あるからです。
アストロロジーは全て暗号化されたシンボリズムでできています。
私たちがチャートを読むという行為は、太陽系の天体の物理運動から生じるエネルギーが地球に及ぼす情報がこめられた暗号を解いていく作業なのです。
惑星/サイン/ハウスの違いを明確に理解する
アストロロジーがエネルギーとサイクルの学問だということが分かっていただけたでしょうか。
私が皆さんにお伝えしている入門コースでは、まずは宇宙のエネルギーを12種類のアーキタイプ(心理学者カール・ユングの用いた心理学用語で、元型と訳されます)に分類して、エネルギーの理解を深めていきます。
次に初級コースで、惑星の働き、サインとは何か、ハウスとは何か、そしてエネルギーのシンセサイズについて学びます。
このように、アーキタイプとシンセサイズの基本が理解できたら、次にやることは惑星・サイン・ハウスの違いを明確に理解することです。
アスペクトについても難しいと言われるところですが、これはもう少し上級コースの学びになります。
マウリース先生と一緒にアスペクトの講座を出していますので、興味のある方はこちらから詳しい解説をお読みください↓↓
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惑星・サイン・ハウスの3つは、それぞれの働きを明確に理解し、使い分けなければなりません。
これについては新しい講座の中で学んでいただきたいのですが、概要をお話しておきます。
まず、惑星と言われてるプラネットは、特定の心理的な衝動、モチベーションを象徴しています。
ひと言で言うと「What」です。本人が何をやるか、どんなことが起こってくるか、ということです。
例えば火星にはいろいろなエネルギーがありますが、自分が「何かになろう」として生まれてきているので、自分をしっかり主張することが、火星の大事なテーマになってきます。
火星があるところは、何かを主張することがとても大事なのです。それと同時に、火星はディフェンスが強くなるので、それはなぜかということも学びます。
そういった基礎知識なしに、火星をキーワードだけで理解しているような読み方では全然読めないことがお分かりいただけたでしょうか。
次にサインは、12のアーキタイプの中の性質や人生に対する態度と言われていますが、「How]、どのようにやるかを表しています。
火星がおひつじ座にあったら、おひつじ座的な態度でやるのです。おひつじ座と火星は同じようなエネルギーですから、非常に強く自分を主張してきます。
それがうお座の火星になると、どうでしょうか。うお座と火星は全く違うエネルギーを持っています。
うお座は自分から飛び出して離れていくよりも、今あるものをそのまま受け取るような、非常に受け身的なエネルギーです。
ですから、自己主張していくのは非常に難しいのです。そうすると火星がうお座にあったり、火星が12ハウスにあったりする人は、なかなか自分をはっきり主張することができなくて、苦しい方が多いのです。
このようなエネルギーをよく理解した上で、なぜ自分がこういう性格なのかが分かると、それをうまく使って自己をしっかり主張できる方法が分かってきます。
サインとプラネットをこのように学べるのは、エネルギーをアーキタイプとして読み解いていくコンシャスネスアストロロジーだからできることです。
最後にハウスは、ひと言で言うと「Where」、どういうところでどんな経験をするかです。
火星は自己主張するとお話しましたが、例えばおうし座的だったら、どのようなやり方でやるかを先ほど教えたことから考えてみてください。
おうし座はゆったりと自分のペースで確実にやっていくことが大事です。
自分のペースで、自分が「これが大切だ」というものを、しっかりと確実に、ゆっくりでも着々と忍耐強くやっていくことが、おうし座の火星のサインの意味です。
では、例えばそれが9ハウスだったらどのような経験をするでしょうか。9ハウスはいて座のエネルギーです。
自分たちの信じること、信念体系、もっと大きな世界を知りたいという、生きる意味を探すところです。
そういった課題を、火星を使って自己主張していくことになるので、なぜ自分はこうやって生きているのだろうかと、哲学的なことに興味を持つ人が多くなります。
惑星・サイン・ハウスについてお話してきましたが、少しその違いが理解できたでしょうか。
アーキタイプを学んだばかりの初心者の方は、例えば1ハウスがおひつじ座で、アセンダントがてんびん座、水星がそこにいたりすると、サインとハウスがはっきり分かっていないために、シンセサイズがうまくいかなくなることが多いのです。
このようなことから、ハウスの基本原理をしっかりと学んでいくチャンスを提供する必要があると感じてきました。
ハウスの基本原理を理解する
たいていの場合、ハウスの重要性は見過ごされてきています。
いろいろな教科書を読んでみても、ハウスについては少し触れてあるだけです。これは、たいていの教科書がハウスの外側の意味だけに終始しているからです。
基本的な原理を無視して外側の意味だけを覚えても、意味がありません。
たいていのアストロロジーをいわゆる星占いとして見ている方は、いろいろな出来事が起こってくると、それを外側から自分に降りかかってくるものとして運命論的に考えます。
例えば土星は、昔ながらのアストロロジーではよく凶星と言われています。なぜなら、土星は私たちに試練をたくさん与えてくるからです。
ですから、いわゆる世間的に運が悪いといわれることがよく起こるのです。
進化占星学では、土星があるところは私たちが過去生でカルマ的なことで失敗しているところとみなすこともできます。そういう視点に立つと、私たちに起こってくる出来事は、自分の内側と向き合うことで、自分を成長させるチャンスとしてとらえていくことができます。
このような土星のメッセージが分かったら、ここに責任を持ってしっかり取り組むことで、時間はかかるけれど、自分を磨き上げた時は大きなご褒美をくれるところとしてもとらえることができるのです。
もう一つ例を挙げると、2ハウスはお金のハウスと言いますが、なぜお金なのでしょうか。
確かに2ハウスはお金を表しますが、お金だけではありません。ただキーワードを覚えただけでは、そういう理由は分からないのです。
そういう人が星を読むと、あなたは2ハウスに土星があるから、あまりお金には恵まれませんねとなってしまうのです。
2ハウスに土星があってもたくさんお金を稼ぐ人もいます。それは土星のテーマをしっかり取り組んだ人です。
土星があるところは時間がかかりますが、2ハウスは自分のリソースを磨いていくところです。
そこを理解できれば、意識して自分を磨き、自分をしっかり愛して、自分を認めてあげられるようになると、その道のマスターになって、しっかりとお金も回していけるようになるのです。
このように、自分の果たす役割を理解していないと、外側の基準のいい悪いに振り回されてしまいます。
リーディングも全部イベント思考で、いいか悪いか、ツイているかいないかを基準とするので、「あなたには金運がありません」となってしまうのです。
確かに、2ハウスにあるのが木星か土星かと言われたら、木星のほうが確かに金運はいいかもしれません。
ただし、木星だけを見た場合です。でも、そこがどんなサインで、どんなアスペクトを取っているかで、木星があるからといってただラッキーに金運があるというわけではありません。
このようなダイナミックな読み方というのは、基本のアーキタイプが分かった上でハウスの原理を理解しないとできないのです。
ハウス間のコネクションを解読する
同じように、ハウスディスポジターというものがあります。そのハウスのカスプと言われている境目のサインを支配する天体のことです。
アセンダントを例にしてお話しましょう。アセンダントは1ハウスの始まりです。2ハウスの始まりにあるサインの支配星が何ハウスにあるかをディスポジターと言います。
その支配星がどのサインにいて、どのハウスかで、その二つのハウスには強いコネクションがあるのです。
この流れをしっかり解読するテクニックが必要ですが、そこまでしっかり解読できる先生はどの程度いて、どのくらいの先生がきちんと教えてくれているかは分かりません。
例えば2ハウスの始まりが、いて座だったとしましょう。いての支配星である木星が1ハウスにある場合、2ハウスにある場合・・・と、木星がいるハウスは12通り考えられます。
さらにここにアスペクトも関係してくるので、組み合わせは何万通りにもなるわけです。
基本的なところは教えてあげたいのですが、限られた時間でこの全てを教えることはできませんので、ヴィーナス会員になっていただいて、訓練して欲しいと思います。
講義では必ず例題のチャートを読みます。その時にはこういうコネクションがあるから、こういう意味がありますということを解説していこうと思います。
そこで慣れていっていただくことと、基本的なアーキタイプを応用していくことをご自分で学んでください。
風の時代の新しい学び~新講座のご案内
概要とお申し込み特典について
「12ハウスリーディングメソッド9daysマスタープログラム」について、ご案内をします。
このプログラムは9日間、全9回の講座です。1回が3時間の長い講座になりますので、途中休憩をはさんで講義を行います。
12のハウスにフォーカスを当てたチャート解読技法をお伝えしていきます。
今日、解説してきたようなことを、ヴィーナス会員の皆さんに訓練をするような形で解説をしていきます。
ハウスの理解を極めると、リーディングがずっと深くなります。
それから、未来読みをしていく時は、自分のネイタルチャートのどういうところに、どのようなエネルギーが来るかもよく分かってきます。
ハウスをきちんと理解することは、本当に重要です。そして、ハウスとサインの違いを徹底的に解説していきます。
これによって自分のエネルギーと、自分のコアが分かって、自分と向き合う素晴らしいナビゲーションツールになります。
自分のことがよく分かってくると、自分の魂の声を聞いて、魂が本当にやりたかったことに気付くことができるはずです。
まだそれをどうやったら実現できるか、具体的なことが分からなくてもいいのです。
今日の海王星と木星が新しいサイクルを作る段階で、私は皆さんに大きな夢をセットしましょうと、お伝えしてきました。
自分の魂の声を聞いて、自分らしく生きますと決めるだけでいいのです。それをしっかりセットして、受け取っていこうと覚悟を決めて行動を起こしていくのが「今」この時なのです。
そうすると、1万年に1回の大波が来て、本当に導かれます。これはもう、信じていくしかないエネルギーです。
大旗ハルミだからできる12ハウスの徹底研究を皆さんにお届けしようと思っています。
自分自身が活躍できる自分のステージを知れば、私たちはもっと楽に輝けるのです。
この講座を受講してくださった方の特典として、ハウスシステムの一番基本のところをおさらいも兼ねて、2時間のウェビナーをご提供致します。
まだ準備できていませんが、第1回の講座が始まる前に必ずご提供しますので、楽しみにお待ちください。
講義内容について
講義内容は、上にまとめたように、まずはハウスの基礎知識やアセンダントとアングル、最強ハウスの見分け方とどう解釈するか、ディスポジターとルーラーの見分け方です。
そして、全ての解説はできませんが、ハウスコネクションを学んでいきます。ハウスの各論もすごく大事なので、ここは基本原理を教えながら学んでいきます。
そして最強リーディングテクニックを皆さんにお伝えします。
それから、例えば太陽が何ハウスにあるか、太陽が1ハウスにある場合、2ハウスにある場合・・・12ハウスにある場合、というところも皆さん知りたいと思うので、簡単に解説していきたいと思います。
12ハウス、10天体ありますから、これを一つ一つ解説すると何十時間になってしまうので、今回は全ての解説はできません。
基本的にアセンダントと太陽と月は自分の自我にとって一番大事なので、ここを簡単に解説します。
こういう内容になると、どうしても料理の本の域は出ないのですが、基本はこういう意味があるというガイドラインは必要だと思っています。
本来はアスペクトまで一つ一つ全部見なければならないので、これよりもっと複雑です。
だからこそ、ガイドラインを教えて、サンプルリーディングでもう少しダイナミックな読み方を学ぶように考えています。
かなり内容の濃いものになると思います。そして、ここまで奥深い講座はどこにもないという自信があります。
講義日程について
講義日程ですが、第1回の講義は5月1日、日曜日の新月の日に行います。残りの8回は、今回は隔週火曜日の10時から13時までとしました。
平日昼間は仕事があって出られないという方は、オンラインサイトで、動画で学んでいただくという形になります。視聴期限はありませんので、何度でも繰り返し学んでいただけます。
このスケジュールは体調不良等、何かの都合で変更になる場合がありますが、ご了承ください。
受講基準について
この講座の受講基準は、入門コースと初級コース、そして、マウリース先生のチャート解読技法の基礎、この3つを勉強してくださっている方を対象にしています。
もちろん中級コース、アスペクト解読技法など、これ以上学んでいることが理想です。
私の講座は受けていないけれど、他所で学んでいる方ももちろん受講してくださって構いません。
その場合、必ず入門コースのアーキタイプの知識をしっかりと理解してくださっていることが条件です。
多少の知識ではなく、入門コースは全16回の長いコースですから、ここをしっかり学ばないと、せっかく受講してくださっても消化不良になると思います。
コンシャスネスアストロロジーを本格的に学びたいと思う方は、ぜひ入門コースを学んでいただければと思います。
受講料について
受講料については、無料webトレーニングの動画でご案内しておりますので、ぜひ動画をご覧ください。
今回は初めてなので特別キャンペーン受講料として、4日間だけのスペシャルオファーを致します。
この4日間が終わると、早割のキャンペーンの価格があって、それが終わるとしばらくはキャンペーン価格になります。
それ以降は通常価格になってしまいますので、今回学びたいと思った方は4日間のスペシャルオファーが最安値です。
これ以上の安い価格でオファーすることはありませんので、ぜひご検討ください。
今回は一般受講料とミラクル会員の受講料、ヴィーナス会員の受講料の3パターンあり、4日間だけのスペシャルオファーの価格もそれぞれ変わってきます。
無料webトレーニングをご視聴いただくと、「この下からお申し込みください」と書いてありますが、それは一般の受講料なので、ミラクル会員の皆さんはミラクル会員サイトから、ヴィーナス会員の方は必ずヴィーナス会員サイトから、お申し込みください。
ミラクル会員、ヴィーナス会員の皆さまには、別途メールでご案内を送っておりますので、ご案内のメールから会員サイトに入ってください。
会員サイトに入ると、こちらからお申し込みくださいというリンクがあるので、必ずそちらから申し込んでください。
この値段の価値を分かってくださる方だけに来ていただきたいと思います。そして、私の価値を理解してくださる方にだけ、私の魂を込めた講座をお伝えします。
Thank you so much, and so much love, Harumi
12ハウスリーディング 3つのエッセンスWebトレーニング無料公開中!
新講座開設にあたり、ご案内を兼ねてWebトレーニングを無料で公開しております。
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自分のコアを知って、自分を生かせる領域を知って、あなたが輝けるステージを探していきましょう!
活躍できるステージを知れば、もっと楽に輝いていけますよ!