風の時代チャートリーディング後編
土星と海王星のエネルギー
皆さん、こんにちは。エネルギーナビゲーターの大旗ハルミです。前回に引き続き、水原一平さんのチャート解説をしていきたいと思います。
前編を見ていない方は、この記事を読み進める前に、こちらから動画かブログ記事前編をご覧ください。
↓↓
風の時代に意識進化占星学で読み解く水原一平さんのチャート解説ー星を見て納得した3つのポイント《前編》
それでは、次は土星と海王星のお話をしていきます。
私たち人間は、この地平線の下(1ハウス)で生まれて、自我を作り上げていくのです。
そして、東の地平線の反対側の西の地平線を上がると(7ハウス)、今度は人と関わっていきます。
この境界線で、見える世界と見えない世界に分かれ、見えない世界は私たちの無意識で働きます。
外惑星の発見は、人類の意識を拡大し、以前は意識下になかったことを浮かび上がらせました。
土星は10天体の中でも、目に見える天体の一番外側にあるので、トップに立って、すべてを仕切ることを象徴しています。
やぎ座は権力、権威、およびリーダーシップを象徴し、社会の仕組みを形作る責任を持ちます。
このサインは、目に見える世界でのリーダーとしての役割を果たし、ロールモデルとしても機能します。
海王星は現在、自身が支配するうお座に約165年ぶりに戻ってきており、2011年から海王星のエネルギーが強まっています。
火星が現在うお座に位置することと同様に、海王星がおひつじ座に入ると、同じようなエネルギーが続きます。
この大きな流れの中で、宇宙は私たちに、自分らしく生きることを促しています。
去年から土星がうお座に入り、固めるエネルギーと溶かすエネルギーが混ざり合っています。
土星の固めるエネルギーと、うお座の溶かすエネルギーはどちらが強いかと言ったら、絶対うお座が強いのです。
非常に難しいエネルギーですが、土星がうお座にいる間、特に芸術家やサイキックな能力を持つ人々にとって、多くのメッセージやビジョンを受け取ることができる時期です。
土星が海王星に入ることで、インスピレーションを形にして固めることが可能になるのです。
宇宙の真実に合ってないもの、つまり愛のエネルギーに合ってないものはことごとく溶かされると、私は思います。
現在の社会構造、政治、経済、医療の仕組みは急速に変化しており、土星ややぎ座は、個人が自分自身に課している条件や枠組みを表しています。
外側からの圧力によって自分を形成しようとすると、本質と合わないものは溶かされるでしょう。
土星と火星がうお座で近づき、最終的にはおひつじ座で合になる過程で、海王星は土星をさらに溶かそうとします。
このダイナミックな変化の中で、個人レベルでは、人は自分の本質に真に合った生き方を見つけることがより重要になってきています。
このように、土星と海王星のエネルギーの融合は、私たちの自己との向き合い方や外の世界との調和の仕方に大きな影響を与えています。
これが現代の混沌とした時代において、私たちが直面する大きな課題であり、また大きなチャンスでもあるのです。
水原一平さんのやぎ座・海王星のエネルギーを読む
一平さんのチャートでは、12ハウスに海王星があり、土星はさそり座にあります。
海王星がやぎ座にあるということは、土星の支配星であるやぎ座にあるということで、土星がうお座にあっても同様のエネルギーが働いています。
厳密には少し違うのですが、エネルギーのシンセサイズという意味では、固めるエネルギーと溶かすエネルギーが一緒になっている状態を表しています。
この時は、宇宙の導きや魂の声に従って生きるときは固まりますが、そうでないと溶かされていくというエネルギーです。
一平さんが生まれながらに持つエネルギーにもそういうところがあるのです。
海王星は1つのサインに13年から14年くらいいますから、海王星がやぎ座にいた頃生まれた人というのが世代的にいるのです。
一平さんは1984年生まれ、大谷翔平は1994年生まれで10歳の差がありますが、同じ世代と言えます。
大体9.5年くらいでノードが180度に反転するので、大谷さんと一平さんはノード軸がピッタリ反転しています。
これはすごく縁が深いと思いましたが、このお話は以下の動画で詳しく解説しています。
一平さんの木星があるあたりに、彼の天王星とか海王星があって、一平さんも大谷さんも、この世代の人は何か大きな力、宇宙の力を固めるようなエネルギーを持っているのです。
海王星の場合は、自分だけでやろうとするとダメです。 自分の役目をちゃんと果たすんだと、もっと大きなもののために身を捧げようと自分がロールモデルになってやっていこうとすれば、素晴らしいリーダーもできるのです。
それを低い周波数で使ってしまうと、自分が神様みたいになって、とてもワンマンで、傲慢で、自分の利益を守るためにやってしまうリーダーになりかねません。
そうするといつか必ず、時代が来ると、そういう人はあっという間に溶かされるようなことになるでしょう。
一平さんの世代は、誰もがそういうエネルギーを持っているのです。
水原一平さんのやぎ座にある太陽のエネルギー
水原一平さんの太陽はやぎ座にあります。
太陽は今生、彼が生まれ持った自我や、自分自身がどのような人間であるかを示す部分です。
やぎ座の太陽をお持ちですから、リーダーシップを発揮し、責任を持ってロールモデルになるんだと表現していく人です。
ただし、ポジティブな特質を発揮できるか、否かはその人の内面に依存し、その選択は大きく変わっていくのです。
ポジティブに振る舞えば、高い評価を受けるリーダーになれますが、ネガティブな方向に傾くと、押し付けがましい嫌な上司になるリスクもあります。
それから、非道徳的なことをしてしまうこともあります。
天体同士の位置関係については「オーブ」という概念があり、天体が一緒になるときにピッタリと重なっていなくても、重なっていると読むことがあります。
天体や感受点によってオーブの幅は違うのですが、太陽のオーブは10度で、この範囲内にあれば、2つの天体は影響を与え合っているとされます。
例えば、一平さんのチャートでは海王星がやぎ座1度、太陽が9度で太陽と海王星はやぎ座内でわずか8度の差で近接しているため、この場合は重なっていると読みます。
海王星がうお座のエネルギーを持ち、太陽はしし座のエネルギー、そしてこの二つはやぎ座ですから、うお座とやぎ座としし座のエネルギーがミックスされているのです。
しし座は前に出て、「俺はジャイアン!」と言って、自分を主張しようとするところです。
自分が何かを作ろうとするので、一平さんがこのエネルギーを上手く活用できれば、素晴らしいリーダーになる可能性もあります。
一方で、彼の火星がうお座にあり、月がおひつじ座にあるため、必ずしも積極的に前に進むタイプではなく、時には後退してしまうこともあるでしょう。
なかなか自分らしく生きようとしても積極的にはできないかもしれませんが、世の中のため、人のために何かしようとする時は、火がつくと彼の内には強い意志が芽生えるでしょう。
風の時代のリーダーシップとカルマの探求
太陽・土星・冥王星・ノードの関係を探る
一平さんのホロスコープを詳細に分析すると、いくつかの重要なポイントが浮かび上がります。
まず、太陽がやぎ座にあり、やぎ座の支配星である土星がさそり座、しかも、さそり座にあるサウスノードと合(2度の差で非常に近接)しています。
ノード軸に合だったり、スクエアだったりする天体は大事だと解説しましたが、一平さんは土星がサウスノードに合です。
さそり座は、成長するために、そしてパワーをつけるためにパワレスになるような経験をするのです。
そして感情的に非常に苦しい思いをしたことがあるところです。
また、土星もサウスノードも強いカルマ的な意味合いを持ち、一平さんがこの人生で乗り越えなければならない課題や、過去世からの重荷を指し示しています。
さそり座は感情も表すので、とてもつらい感情体験をしている魂で、もっと自分を高めなければと思うような失敗をしているのです。
一平さんのチャートは、それを乗り越えて立派なリーダーになろうとしてるところがあるから難しいのです。
このさそり座の支配星が冥王星で、この冥王星は自分の支配しているところにいるので、エネルギーが強いですから、この世代は本当に大変だと思います。
大谷さんも冥王星はさそり座26度くらいに持っていたと思います。
さそり座と土星、サウスノードの組み合わせは、感情面での深い苦しみや、自己の変容を促すような経験を暗示しています。
また、冥王星の存在は、この世代全体が直面する課題の重さを加えます。特に1983年から1996年にかけて生まれた人たちは、冥王星と海王星の60度のアスペクト(調和のアスペクト)によって、深い精神的な変革を促されるエネルギーを持っています。
一平さんはこの二つの天体とノースノードとカイロンでYODができていますから、傷を持っていますね。
ふたご座はコミュニケーションを司ります。ふたご座のカイロンは、 そういう能力もたくさん持っているけど、傷も持っているのです。
自分がやった言葉とか、彼は英語も日本語も上手でしょう?それから、人と付き合うのも上手だから、エンゼルスでもみんな仲良くしていたようですね。
そういった素晴らしい資質を持っていますが、内面の深い部分でのシャドーワークを行う必要があることを示しています。
一平さんのチャートでは冥王星がファイナルディスポジターとして非常に強く、これは彼が変革の力を持つことを意味しますが、同時にそれを適切に管理し、バランス良く使いこなすことが求められます。
今生は、過去世では成長しようとしてもできなかったから、今度は反対側のおうし座を目指しなさいと言われてるのです。
さそり座の支配星は、冥王星が発見される前は火星でした。冥王星は20世紀になって見つかった天体なので、火星も読まなければいけません。
一平さんの火星はうお座にあります。火星がうお座にあることで、やり方や目指す方向性において、感情や直感を大切にする傾向があるでしょう。
土星を使おうとすると、土星のいるさそり座の支配星は火星ですから、またうお座のエネルギーに戻ってくるのです。
このエネルギーは、立派な人になろうとしても、それが自分のホンシツではなければ溶かされてしまうのです。
彼はこのエネルギーをバランス良く使いこなし、自分らしく生きることで、自分自身の真のポテンシャルを発揮することができるでしょう。
太陽がしし座にある人は確かに活力があり、やりたいことに対して強い動機を感じることが多いですね。
しし座のエネルギーは楽しみや創造性、大胆さを促しますが、そのエネルギーが投機的な行動や博打へと流れることもあります。
それに、やぎ座がコツコツと物事を積み上げる性質を持つ一方で、太陽がしし座にある人は、よりリスクを取ることへの傾向が強まる可能性があると言われています。
木星は拡大と成長、豊かさの象徴ですが、それがしし座や博打に関連するエネルギーと結びつくと、確かにリスクを取る傾向が強まり、極端な場合には博打を好む性質も顕著になりやすいです。
木星の影響で、そのような行動がさらに大胆になったり、大きなリスクに挑むこともあり得ます。
土星と海王星のエネルギーが重なる場合、低い周波数で運用されると、このように依存症や逃避といった負の面が強調される可能性があります。
反対に、これらのエネルギーを高い周波数で運用できれば、愛を具現化し、ロールモデルとしてのリーダーシップを発揮することができるのですが、それはとても難しいのです。
自分がリーダーだからと言って、人がどう苦しもうが押し付けてしまったり、自分が一生懸命やってもうまくいかない時に逃げてしまい、その時だけの快楽を求めてしまうこともあります。
これは典型的なアディクション=中毒で、ドラッグ、アルコール、sex、賭博、ギャンブルなどの依存症になってしまうのです。
一平さんの場合は、過去世での失敗や挫折、裏切りといった経験が、この生での重要なカルマとなっていることが見て取れます。
失敗した、うまくいかなかった、裏切られた、 捨てられた、自分がリーダーになったのに、できなかった、という思いがあるのです。
おうし座は金星が支配星で、人から認められなくても、自分の価値を認めていく人になろうとします。
さそり座とおうし座の軸というのは、お金も表しています。
実は金星がとても大事な要素を持っているので、それについてはあとでお話ししていきます。
お話ししたことをまとめると、サウスノードと土星が合で、海王星がやぎ座にいるということは、土星と海王星、うお座とやぎ座のシンセサイズです。
今のエネルギーは土星がうお座に入っていて、うお座がとても強いのです。
それが全部やぎ座にあって、やぎ座の支配星は土星、その土星がいるサインの支配星が冥王星ですから、さそり座・冥王星のエネルギーがとても強いのです。
さそり座・冥王星のエネルギーを持つこの世代に生まれた人は、本当に変わろうとして生まれてきているのでしょう。
一平さんは、自分が信頼できる立派なリーダーになろうとして勇気を持って生まれてきているのです。
そのためには、このカルマに気づき、それを解消することで、一平さんは自分が信頼できるリーダーとして成長できるチャンスを得るでしょう。
内面の深いシャドーワークを行い、自分自身の真の価値とポテンシャルを認め、それに応じて生きていくことが重要です。
そして、お金に関する価値観、さらに自分の一番いい面を出すためのエネルギーのバランスの取り方について、深く見つめ直す必要があるかもしれません。
一平さんのチャートを見ると、2021年頃から今回のニュースに関わることがあったのではないでしょうか。
2022年に賭博を始めて、22年の終わりにはもう借金が100万ドルだったと言います。
このように2021年頃から始まった変化の波は、一平さんにとって、これらの課題と向き合うための重要なタイミングを示しているのです。
そのタイミングはこれからどのようなことがいつ頃来るかということも、実は分かってしまうのです。
火星がうお座にいて、おひつじ座とうお座のエネルギーもダブルで来ていますから、彼のチャートの中では今のエネルギーが強調されて、カルマが非常に大きな形で吹き出てきてしまったんだろうと思います。
ノード軸にスクエアになる火星と金星のエネルギー
現在、火星と金星は重要な役割を担っています。ノード軸がおひつじ座とてんびん座であるため、今のエネルギーを見るときに、これらの支配星である火星と金星を見ることが大事です。
今はおひつじ座のノースノードで、支配星である火星はもう、うお座に入ってきました。
特に、火星がうお座を移動するこの2か月間は、土星との重なり合いによって特に重要な時期となります。
金星も、うお座にいて、サウスノードとノースノード(サウスノードはてんびん座、ノースノードはおひつじ座)との関係を考慮すると、これらの星の位置がどのように影響を及ぼすかを理解することが重要です。
火星が土星と同じ位置に来ることで、どんどん溶かすエネルギーと重なるので、この辺はとても大事なポイントになってきます。
これについては2024年の自動生成プログラムで詳しくお話ししていますので、聞いてみたい方は事務局までお問い合わせください。。
サウスノードはてんびん座で、その支配星である金星はうお座にあります。サウスノードとノースノードは綱引きのような関係でお互いに引っ張り合っているため、これらを上手く統合することが重要です。
この統合を進めるためには、各ノードの支配星がどこにあるかを把握することが重要で、この場合、どちらのノードの支配星もうお座にあるという事実に注目します。
金星がうお座にある時、それは愛のエネルギーが特に強い時です。
うお座と海王星からの波に乗り、個人的な愛ではなく、宇宙の愛で生きようと決めましょう。
その愛を使って、社会や他人のために何ができるかを模索することは、支援や応援が得られるエネルギーへとつながります。
今の一平さんにとって、この課題は特に強調されており、彼のノースノードはおうし座、サウスノードはさそり座にありますから、冥王星がとても大事な役割をしていてすごくパワフルな時なのです。
冥王星は現在、やぎ座からみずがめ座を行ったり来たりし、何度かサインが変わります。
冥王星は死と再生を表し、古いもの全てを壊して自分の体に火をつけ、灰の中から蘇る不死鳥のようなエネルギーです。
だからこそ、ノースノードの支配星である火星と、サウスノードの支配星の金星が両方ともとても大事です。
ノード軸にアスペクトを取るのは、土星、火星、そして水星です。ノード軸の場合、オーブ(誤差範囲)を約10度取ります。
スクエアの関係はここに課題があるということです。
これらはノード軸の支配星と副支配星ですから、、一平さんにとって、この状況をどのように高い周波数で活用するかに課題があるのです。
彼がこのカルマを適切に消化して、ノースノードへ進むことが、この生涯での学びです。
ハウスが分からないため、どのテーマで行うかは読み取れませんが、重要な時期であることが読み取れます。
特に、金星がスクエアの関係にあることは、ノースノードに進む際に金銭問題が絡んでくる可能性が高いと示しています。
火星がコンジャンクション(合)の位置にあると、中毒や他人に騙されやすいことがあります。実際に、彼は今回騙されたような状況にあると感じています。
最近の情報を見てみると、彼の借金は2022年末に100万ドルでしたが、2023年初めには4倍に増えています。
恐らく、元々の貸し手から高利貸しによってさらに多くのお金を借りるよう促されたのでしょう。
ギャンブルは最初は負けますが、たまに勝つことがあります。少し勝つと再び賭けてしまい、負け続けるとギャンブル依存症に陥りやすくなります。
私の身近にもそのような人がいたので、よく理解できます。おそらく一平さんもそうした中毒にハマってしまったのでしょう。
この火星は「ノー」と言えなくなってしまうのです。
いろいろな人に騙され、無関係な人の借金まで背負うことがしばしばあります。
このようなカルマ的な問題を抱えています。過去生ではお金や権力に関わることで、自分の力を発揮できなかったかもしれません。
一平さんは今生、それらの問題を乗り越え、より大きな目的のために自分を役立てる覚悟で生まれてきたのです。
今は自分にできると自信を持つための重要な時期です。このビデオを作成したのは、一平さんにそのことに気づいてほしいと思っているからです。
注目プラネット「冥王星」
最後に注目したいプラネットとして、冥王星についてお話しします。
冥王星は、さそり座の強力なエネルギーを持ち、破壊と再生の象徴です。この冥王星が入ってくると、そのサインのテーマを根底から破壊します。
これまで冥王星はやぎ座にいました。ここで土星と合になると、既存のシステムや構造を破壊する力が働きました。
一平さんのネイタルチャートでは、冥王星と土星が近くにあります。彼の世代は古い方法や硬い思い込みを革新的に変えるテーマを持っています。
今年の1月から、冥王星はみずがめ座に移動しました。昨年は3月頃に一時的にみずがめ座に入り、やぎ座へと戻りましたが、今年は1月から9月頃までみずがめ座に留まります。
9月の途中からはやぎ座に一時的に戻るものの、11月中頃には再びみずがめ座に入り、そこから250年間、やぎ座へ戻ることはありません。
今、冥王星はやぎ座のテーマを最後に大きく変えていくために、多くの秘密を暴き出す重要な役割を果たしているのです。
風の時代の占星学の応用
ニュースリリースの時間と水原一平さんの二重円:ノード軸とスクエアの天体
2024年3月20日、彼が解雇されたというニュースが報道された時間がこのチャートです。
日本では3月21日になりますが、彼がロサンゼルスに住んでいるため、ロサンゼルス時間でのチャートを作成しました。
彼の生まれた時間が不明なため、Sun in the 1st Houseで作成したネイタルチャートをもとにしています。
ニュースが報じられた時の天体の配置を彼のチャートに重ね合わせると、特に注目すべきポイントが浮かび上がります。
その中で、一平さんのチャートにおいて重要なのは、ノースノードとサウスノードの支配星である金星と火星がノード軸とスクエアを形成している点です。
一平さんはここに取り組むことがとても大事です。
ニュースが出た時の火星はみずがめ座28度にいましたから、一平さんの金星と火星のちょうど真ん中に重なって、ダブルで火星が一平さんのノード軸とスクエアになってきていました。
この時はまだ、火星はみずがめ座でしたが、今は火星は0度に入ってきて、もうすぐ彼の火星とも重なります。
だからこそ、今ここで大きな問題が起きてきているのでしょう。
大きな刺激があって、今持っている課題が浮き彫りにされている状況が起こっているのだと思います。
驚くべきことに、現在のノードはおひつじ座とてんびん座の15度にあって、MCとICに重なっています。
ノースノードはカイロンと金星と共にあって、月は19度にありますが、彼が朝早く生まれていれば月は15度前後、遅い時間であれば25度前後に位置していると考えられます。
ノードは通常10度のオーブを考慮に入れるため、現在のノードも関係している可能性があります。
このノード軸のちょうど中間点には、やぎ座9度の太陽が正確に90度のアスペクトを形成しています。
通常は5度から25度の間にオーブを取り、これらを重なっていると解釈するのです。
海王星は重なってはいませんが、太陽と海王星は合ですから、当然海王星の影響も出てくるでしょう。
ここで述べられている「T」はトランジットを意味し、現在の天体の配置を指します。
今の星の配置、すなわちトランジットのノード軸と彼のネイタルの太陽、つまり生まれた時の太陽がスクエアになっています。
これは、彼が立派なやぎ座の太陽になる段階に入っていることを示す中で、このニュースが報じられました。
実際にそういう問題が起こっていたのは、もっと前で、今のノードが一平さんの土星や冥王星と重なった時にいろいろ起こってきていたのでしょう。
一平さんの具体的な行動時期についてまでは、私たちには知ることはできませんが、チャートを調べればその時期が確実に存在したことが明らかです。
今回の公表により、彼は職を失うと同時に、大谷さんに迷惑をかけたという罪悪感を抱えていることでしょう。
過去生での失敗が原因かもしれません。
これは彼にとって本当に進化していく素晴らしいチャンスでもあります。
天王星、そして木星はこれから彼のノードと重なってきますから、彼には諦めないで前に進んで欲しいと願っています。
今、ネイタルのノードに火星がダブルで接近し、太陽にも刺激を与えています。
現在、サウスノードと木星は、一平さんの天王星とYODというアスペクトを形成しており、また土星ともYODができています。
今のノード軸と一平さんの天王星は、調停というアスペクトを持っています。
これにはいて座の天王星をうまく使うことが大事ですが、今日はこれを使うのは難しいエネルギーだということだけお話ししておきます。
良いエネルギーとしては、今の月を入れるときれいな火のグランドトラインができています。
そしてこのサウスノードが今、すごくたくさんの天体とアクセスして、とても難しいエネルギーが来ています。
進化占星学がわかると、大変かもしれないけれどここを乗り越えて、彼の本当の魂がやりたいことに気づいて、きちんと責任を取って自分で浄化をして、逃げないで向き合うことで、彼は大きく成長できるタイミングが来ていることがわかります。
40歳という年齢は、ちょうどこれから中年の危機と言われる年代です。
困難を乗り越えることは大変かもしれませんが、これまで火星を上手に利用してきた一平さんは、そういった覚悟を持って生まれてきた魂でもあるのです。
もう一つ大事なことは、天王星・海王星・冥王星と言われている外惑星が、一平さんが生まれた時の冥王星、海王星からちょうど90度になってきていることです。
一平さんが生まれた時、冥王星はさそり座4度でしたが、今、冥王星がみずがめ座1度に入ってきて、少しオーブがありますが90度でしょう?
90度になってくると、ぶつかり合うエネルギーですから、変化を促すメッセージを送っています。
宇宙の導きを理解し、シャドーワークとも呼ばれる自分の深いところとつながる経験を通して、自分自身を変えていくことができるのです。
みずがめ座は、スピリチュアリティと科学を統合するアストロロジーを象徴しています。
このエネルギーを学び、理解することで、「これからどうやって生きようか」ということが意識できるようになるのです。
私が意識進化占星学を日本の皆様に伝えたい理由は、自分自身が困難なエネルギーを抱えて生きてきた経験があるからです。
しかし、自分のエネルギーを理解することで、人生で起こったさまざまな出来事を異なる視点から見ることができるようになりました。
現在のこのタイミングを理解することで、失業しても勇気を持っておひつじ座の太陽のハルミを使って前に進もうと思えたのです。
こういう時は大きな変容が起こるような爆弾がガーンとくるので大変ですが、必ず乗り越えられるエネルギーを持って生まれてきているのです。
ニュースリリースの時間と水原一平さんの二重円:冥王星、海王星の導きを受け取る
一平さんは生まれた時の海王星が1度で、今、海王星はうお座27度ですから、ここも90度のアスペクトを形成しています。
この時期は春分の後であったため、太陽も一平さんの生まれた時の海王星と90度の角度を取っています。
2026年になると海王星は、今の太陽の位置までくるでしょう。
これにより、一平さんの生まれた時の海王星と現在の海王星は、正確にスクエア(90度の角度)の関係になります。
これは何か特別な導きが起こっていることを示しています。これを低い周波数で使ったら逃げてしまって、犠牲者になる可能性もあります。
生まれた時の出生図では、太陽と海王星が一緒になっていますが、現在はより多くの天体が関与し、繰り返されるテーマが現れています。
一平さんが海王星の導きを受け入れ、リーダーとして成長するためには、自分を変えていくことが重要だとされています。これは彼にとって、本当の自分自身になるための大きな機会であることを意味しています。
確かに困難を感じ、罪悪感を抱くかもしれませんが、一平さんがこのような強力なエネルギーを持って生まれてきたのは、それを乗り越えるためです。
彼のもたらされたエネルギーは生きづらいものかもしれませんが、そのエネルギーを持って生まれてきたことは、それに立ち向かう覚悟があることを意味しているのです。
さらに、現在の海王星は生まれた時のノード軸と調停の角度を取っており、現在の海王星のエネルギーを理解することで、乗り越えるためのインスピレーションがもらえるようになると思います。
一平さんには、宇宙の導きに合わせてすべてをしっかり受け取って、現時点でできる行動をしっかりと実行して欲しいと思います。
変化するには時間がかかるかもしれませんが、それができたら一平さんは大きく変わることができるでしょう。
ノースノードのおうし座のテーマは自分自身を愛すること、そして自分の価値を認めることです。
自分のリソースを適切に使って自給自足していくというテーマがたくさんありますが、要約するとそれは自己愛に他なりません。
自分をしっかり愛し、自分でいいんだということを学ぼう、そして立派なリーダーになってみんなに捧げるというエネルギーをたくさん持った、素晴らしいチャートを一平さんは持っているのです。
一平さんのカイロンと冥王星と海王星はYODを作っていますから、今ちゃんと向き合えば癒しが訪れますよ。
そして奇跡のようなことも起こるエネルギーを持っているのです。
彼は今のエネルギーと同じような難しいエネルギーを持って生まれてきています。
この難しいエネルギーが重なるタイミングだからこそ、視点を変えることが大切です。
通常なら自分を責めたり、劣っていると感じるところですが、生まれた時の出生図(ネイタルチャート)を理解することで、どのような設計図を持って生まれてきたのか、そして現在、宇宙からどのような導きがあるのかが分かります。
ここで勇気を持って、本当の自分になるために自分としっかり向き合ってもらえたら、変わっていけると思うのです。
水原一平さんのノードリターンに出ていた問題
最後に、ノードリターンについて触れておきましょう。
一平さんが違法なスポーツ賭博に関わり、2021年に胴元と会い、2022年から始めた結果、その年の末には彼の誕生日には借金が100万ドル、そして2023年の初めには400万ドルになっというのですから、多分、高利貸しに騙されたのでしょう。
火星・うお座のエネルギーは、人を騙すことも騙されることもありうる難しいエネルギーです。
ノードリターンは、生まれた時のノードの位置に現在のノードが戻ってくるタイミングで、約19年ごとに起こります。
そのため、私たちは皆、19歳、38歳、57歳、そして80歳までの人生で、この特別な時期を4回経験します。
一平さんの場合、2022年2月18日に38歳で、2回目のノードリターンを迎えたわけです。
この時のチャートはノードリターンの2回目の時です。
一平さんはサウスノードに土星が重なっているので、これはめちゃくちゃ大きなカルマが吹き出るときです。
でも、カルマが吹き出た時に自分はこういうカルマを持っているんだなとわかっていたら、そこを調整できるのです。
もしアストロロジーを知っていれば、このような時期にどう備え、どう行動すればよいかを知ることができますが、多くの人はアストロロジーを深く知りません。
それが一平さんがこのような状況になった一因かもしれません。
このノードリターンの時期には、太陽がノード軸とスクエアに位置し、冥王星がノード軸と調和を取っていました。
ノード軸の支配星である火星と金星の配置は重要で、彼の場合、これらの星が彼の木星の近くにいました。
具体的なハウスは不明ですが、やぎ座のテーマが非常に活性化していた時期だったようです。
このタイミングを上手く活用できていれば、彼には大きなチャンスが訪れていたかもしれません。
しかし、当時は海王星も22度の位置にあり、木星と天王星の影響も受けていたため、彼は低い周波数の状態になってしまったと考えられます。
つまり、ノードリターンの時期にはすでに問題が現れていたのです。
今のタイミングはちょうど太陽と今のノードがスクエアになったから、問題が明るみに出てきたのです。
「ほら、あなたの太陽をちゃんと高い周波数で使うタイミングが来ているよ」と言われて、その結果、彼は職を失ってしまったのです。
2022年から何度も来ていた大きなタイミング
今はどうしたらいいのかわからないかもしれません。
そういう時は宇宙に意思を伝えて、自分の本質で生きるようにするから、自分がやれることは全部するからお願いしますと祈って、今を生きるしかありません。
そうすることで、もっともっと素敵な彼の本質が出てくるタイミングで、これは本来、自分らしく生きるための素晴らしいチャンスが来ているのです。
本当に困難な時こそ、自分らしく生きるチャンスです。
私が失業した時もそうでした。
あの時失業しなかったら、今の私はありません。だから私は、一平さんだけのことではないと思っています。
今はこれだけ激しいエネルギーが来ているのですから、同じようなエネルギーを持つこの世代の人は大変な思いをしているのではないでしょうか。
多くの人が「どうなっちゃうの?!」と不安に思うような病気になったり、ワクチンのことで体の調子が悪くなったり、いろいろなことがあるかもしれませんが、乗り越えてほしいと思っています。
そのためにも私は皆さんにアストロロジーを学んでほしいと思って、一生懸命こうして解説しています。
彼は土星とサウスノードがもともと合です。普通、天体は反時計回りに動いていきますが、ノードは逆に時計回りに移動していきます。
38歳のノードリターンのあと、彼の土星とノードが重なったのが1ヶ月後の3月22日でした。
この時の土星は彼の金星とも重なって来ました。この時の土星と月がノードとスクエアで、さらにこの時の土星は土星リターンのあとのファーストスクエアの時でした。
こういう時は何か大きく問題が出てくるときでもあるのです。
この時も海王星と太陽が合になっていて、ノード軸と調停を取っていました。
この頃に気付いていたら、いいチャンスも来ていたと思いますが、まだこの時は言えなかったのでしょう。逃げてしまう場合もあるのです。
アストロロジーを知っていれば、今どういうことなのかと違う視座からものごとを見られるでしょう。
アストロロジーを使えば解決できたかもしれません。
でも、こういうことで気づくようなカルマが出てきてたのです。借金を作ってしまったのは仕方がないし、大谷さんを巻き込んでしまったので大変でしょう。
これからどうなるかはわかりませんが、一平さんにとっては、ここで出てきたことを自分で責任を持っていく時だということなのです。
ここにはカイロンも来ていますから、解雇になって大変でしょうけれど、がんばってほしいと思います。
さてそのあと、5月にはトランジットの火星と海王星が24度で合になっていました。
その時に木星が一平さんの海王星とスクエアになって、このタイミングで一平さんの金星とトランジットの土星も合になっていました。
一平さんの土星とトランジットの土星はちょうどスクエアです。この時の3月、5月は、いろいろとカルマが吹き出ていたのではないかと思います。
自分を認められなくなってしまうような、困難が起こっていたのでしょう。ここがすごく大事なタイミングだったのです。
冥王星もノードと調停ができているし、 チャンスもたくさんあったはずです。
そしてこれが2022年12月31日。2022年の末には100万ドルになっていたという時期ですね。
彼は12月31日生まれですから、この時はちょうど太陽がもとの位置に戻ったタイミングです。
1ハウスで金星と冥王星が一緒になっています。この時に助けてと誰かに言えれば良かったのだと思いますが、言えなかったのでしょう。
2ハウスの土星はまだ金星と重なっています。
去年2023年春分の時に、今度はサウスノードが冥王星が重なりました。これも非常に大きなタイミングです。
冥王星とサウスノードがさそり座で支配星と重なるのですから、これはすごいインパクトです。
一平さんの負債が400万ドルになったのはこの頃だと思います。この頃に翔平さんに助けてと言えたのかもしれませんね。
こういう チャートです。
本当にいろいろなことが出ていますが、こういうタイミングがあって、 やっとその1年後に解雇というニュースが出てきているので、この1年の間に彼が何をしてきたのかが気になります。
もし一平さんが、私のクライアントさんだったら、 皆さんがもし一平さんのチャートを持っていたとしたらどうでしょうか。
こういうことが起こった時に、この段階で自分のエネルギーと、今のエネルギーがわかっていればもちろん良かったと思います。
また、一平さんの海王星とこの時の火星はオポジションでしたから、この時は多分、彼がいろいろ大変だった時と重なってくると思います。
火星と海王星ですから、彼はもう無力感もいいところ、何にもできない、どうしていいかわからなかったと思います。
そんな状況になったとしても、あとから見直した時に、これを乗り越えたから今の自分があるんだなと思えるタイミングが来ているのです。
この気付きがあれば、過去を振り返って「そうだった」と納得することができ、それが次にどのような行動を取れば良いかの方向性を示してくれるのです。
風の時代に必要な学び
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まず、Basic1ではアストロロジーの基礎知識と、エネルギーの12アーキタイプをしっかり学びます。
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これから自分らしく生きていける時代に、自分のエネルギーをちゃんとわかっていること、そしてすごく難しい今のエネルギーを最高最善に使っていくことがとても大事です。
今日の一平さんのチャートの解説を聞いても、それがよく分かったのではないかと思います。
これをチャンスにぜひ皆さんも宇宙のエネルギーが私たちに影響を及ぼしていることを知っていただきたいと思います。
また、自分のエネルギーをよく知っていると、宇宙と一緒になって、宇宙のメッセージを受け取りながら今を生き出すと、人生が本当に変わります。
なぜなら、自分の宇宙の中心は自分だからです。そこに自分の宇宙があるのです。
そして宇宙は私たちのハート、つまり魂とつながっています。
宇宙の声を聞きながら魂の声を聞いて生きだすと、宇宙と共同創造するので、自分のちっぽけな自我だけで生きていた時とは全く違う生き方になるのです。
私たちは今、そういうことができる素晴らしいチャンスをもらっているのです。
このすごい大変容の時に、自分らしく生きる一つの大切な素晴らしいツールとして、 私はぜひ一人でも多くの皆さんに、この魂中心の意識進化占星学を学んでいただけたらと思っています。
自分のエネルギーを最高最善に使って自分らしく
これから一平さんがどうなっていくのかは分かりません。
過去は変えられないのではなく、終わってしまった過去から何を学ぶか、何を学びなさいと言われてるかが分かります。
そこから今、自分ができることをちゃんと宇宙に宣言してやっていったら、必ず助けが来て、応援が来て、ミラクルなことが起こってきます。
それを信じて、この大変容の時代を、本当に自分のハートで生きていく、愛で生きる人になっていただきたいなと思います。
今日は私からの特別プレゼントで、大谷翔平さんの通訳、水原一平さんのネイタルチャートから分かる今の彼の状況を解説してみました。
生まれた時間が分からないので詳しくは読めませんが、サインの中で読めることだけでもこれだけのことが分かる意識進化占星学はすごいと思いません
か!
この月蝕ではいろいろなものをリリースすることが大事です。素敵な月蝕をお迎えください。
Thank you so much, and so much love, Harumi
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