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風の時代の意識の進化と魂の設計図
宇宙からの導きで進化できるタイミングがわかる
皆さん、こんにちは、アカデミーオブ ユニバースコード学長でエネルギーナビゲーターの大旗ハルミです。
2024年3月21日、大谷翔平さんの通訳だった水原一平さんが、違法賭博に絡む窃盗に関わった疑いが浮上し、解雇されました。
どうしてそんなことになったのかと思い調べたところ、一平さんのチャートには非常に難しいエネルギーが含まれていました。
現在の宇宙のチャートと一平さんのエネルギーが重なる部分が多かったので、先日、彼の現状を意識進化占星学の観点から解説した動画を作りました。
この動画はとても好評だったので、加筆修正してブログ記事にしました。
じっくり学びたい方はこちらからどうぞ↓↓
この動画を作るために、たくさんの時間をかけて資料も作成しました。長い動画を最後まで見てくださった方、ありがとうございます。
少しでも私の思いが届けばと思って作った動画です。実は、大谷翔平さんも今、大きなアクティベーションが来ている時期です。
長い動画を見るのは大変だと思うので、今回は2回に分けて、大谷翔平さんのネイタルチャート(魂の設計図)を意識進化占星学で読み解いていきたいと思います。
私は2016年から、YouTubeで新月や満月のタイミングに、今、宇宙からどんなエネルギーが注がれているかを意識進化占星学を使って無料で配信していました。
2020年の少し前から、この配信を有料の会員制に変更しました。月々5ドル55セントで、新月と満月のタイミングに月2回の詳細なチャート解説を提供しています。
また、春分、秋分、冬至、夏至のタイミングには特別な解説動画のプレゼントも用意しています。
最近はYouTubeでも、重要なタイミングには、チャート解説を無料で配信しています。
最近、「自分の世界は自分で創造しなさい」というタイトルで春分チャートの解説を行いましたので、ぜひご覧ください。
ブログ記事はこちら↓↓
この春分チャートの動画や、一平さんの動画は長時間ですが、ぜひ何度も見て、現在のエネルギーを理解したうえで活用してください。
今のエネルギーは本当に特別で、宇宙からの導きが強く来ています。このタイミングを理解して活用することで、私たちは大きく進化することができるのです。
現在、土星がうお座にあり、海王星もうお座にいます。うお座の支配星は海王星。この影響についても解説しましたので、解説動画をぜひご覧ください。
動画では占星学の知識を交え、詳細に解説していますので、興味のある方はぜひ学んでいただければと思います。
大谷翔平選手の魂の設計図
それでは大谷翔平さんのチャートを解説していきます。
実は先日の春分に、春分のエネルギーを解説した際に、このエネルギーに大きな影響を受けている人を探していました。
そこで、大谷翔平さんの土星がそろそろ回帰することに気付き、調べてみました。
これが大谷選手のネイタルチャート(生まれた時の空の配置)です。
彼の土星はちょうどうお座12度16分にあり、逆行しています。この春分の時の土星もうお座12度13分にあり、3分違いでほぼ一致しています。
これは非常に重要なタイミングであり、約30年ぶりに土星が戻ってくる「土星回帰」の時期です。
誰しも訪れる30歳ちょっと前のこのタイミングは、人生の中でもとても重要です。
そこで、特別なチャート「2024年立春チャート」を作り、大谷翔平選手の今シーズンについて解説する準備をしていました。
私が日本に帰国してアメリカに戻る途中で春分が来てしまい、さらにはそのタイミングで水原一平さんのニュースが発表されたので、動画を作るタイミングを逃してしまいました。
今回は、大谷翔平さんの魂の設計図について解説し、次回は春分チャートとの関連について説明します。また、一平さんとのご縁についても触れていきます。
こちらからどうぞ↓↓
ブログ記事はこちら↓↓
風の時代に意識進化占星学で読み解くリレーションシップダイナミックス「翔平さんと一平さんの魂レベルの深い縁第2話」はこちら↓↓
水原一平さんと大谷翔平さんは過去世からの深い縁があるお二人です。今回の事件は二人の魂が成長する大事なタイミングに起こったものと考えています。
試練ではありますが、魂の進化においては最高最善のことが起こっていると信じ、お二人の成長を応援したいと思います。
一平さんのチャートについては、生まれた時間が分からないため、正午の12時でチャートを作成しています。これによりハウスを読むことはできません。
大谷選手の場合は、午後9時5分に生まれたとされています。この時間でチャートを作成すると、大谷選手の星の配置がわかります。
アセンダント(東の地平線)がみずがめ座で、大谷選手が生まれた瞬間の空の配置が分かります。
木星がさそり座の4度にあり、金星が沈みかけています。太陽は地平線の下にあり、月も見えていません。こうした配置が大谷選手のネイタルチャートです。
このチャートをどのように読み解くかをこれから一緒に見ていきましょう。
エネルギーのシンセサイズの考え方
一平さんのネイタルチャートは生まれた時間がわからないため、1ハウスや2ハウス、3ハウスなどのハウスの情報がわかりません。
しかし翔平さんの場合は、1ハウスに土星がいるとか、5ハウスに太陽があるといったエネルギーのシンセサイズが分かります。
土星は、もともと10ハウス・やぎ座の支配星です。以前の動画でも説明したように、土星、やぎ座、10ハウスは似たエネルギーを持っており、これがエネルギーのアーキタイプと呼ばれるものです。
私が教えている意識進化占星学では、このようなエネルギーのシンセサイズを学びます。
日本のアストロロジーでは、土星が1ハウスにあるときの意味、土星が2ハウスにあるときの意味など、個別の要素としてバラバラに解釈されがちですが、それだけでは十分に理解できません。
土星はやぎ座のエネルギーを持っており、さらにうお座にいることでうお座のエネルギーも持ちます。そして、1ハウスはもともとおひつじ座のエネルギーを持っています。
これらの情報を組み合わせると、大谷さんの土星のエネルギーはやぎ座、うお座、おひつじ座のエネルギーを含むのです。
このエネルギーをうまく使うのは非常に難しいですが、大谷さんはそれを非常に上手に使っています。
これが彼の天才的な能力やスピリチュアルなリーダーシップの源です。
次に、アスペクトについても触れておきましょう。この土星は5ハウスにある太陽と強いアスペクトを持っています。
太陽はしし座の支配星で、5ハウスも同様にしし座のエネルギーを持ちます。
大谷さんの太陽はかに座にありますが、5ハウスにあるため、しし座のエネルギーも持っています。これにより、かに座としし座のエネルギーが混ざった太陽となります。
ここに土星とうお座の1ハウスのエネルギーが120度でアスペクトを形成しており、相互に干渉しています。
これにより、各エネルギーが互いに影響を与え合い、それぞれのエネルギーが異なる形で現れることになるのです。
一平さんのネイタルチャートでは、生まれた時間がわからないため、言えることは海王星がやぎ座にあるということだけです。
大谷さんの場合、海王星がやぎ座の12ハウスで天王星と合になっていると、ハウスの位置まで言えるのです。
私が教えている意識進化占星学では、こうしたエネルギーのシンセサイズを理解し、個々の魂の設計図を読み解きます。
それぞれのエネルギーのシンセサイズを理解するには、12のアーキタイプのエネルギーをしっかりと学ぶことが重要です。
私が教えている意識進化占星学では、基礎講座の最初にこの12のエネルギーのアーキタイプを詳しく学びます。
これは、日本で一般的に教えられている星占いや西洋占星術とは異なるもので、魂の進化を示す意識進化占星学です。
生まれた時のネイタルチャートをもとに、何度も生まれ変わってきた魂の意図を読み解くのがこのアストロロジーです。
今日は簡単に解説しましたが、もっと詳しく知りたい方はぜひAUCで意識進化占星学の学びを深めてください。
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大旗ハルミ自己紹介
今日初めてこの動画を見て私を知った方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をします。
私は2016年からYouTubeを始めました。2016年には土星と海王星のエネルギー、具体的にはやぎ座とうお座のエネルギーが強くなっていました。
今も土星はうお座にありますが、当時は土星と海王星がスクエアになっていた時期で、自分のチャートを見たら、自分のキャリアが広がる時期だと分かったので、転職を決めました。
引っ越してすぐに家を購入し、最初のローンを支払った後、あっけなく失業しました。
うお座のエネルギーは自分ではコントロールが難しいのです。
その時私は占星術を学んでいたので、失意の中でこれから自分のキャリアが広がると信じ、YouTubeでの配信を始めました。60歳になる前のことです。
私の占星学の学びには多くの先生がいますが、特に集中して学び、プロのアストロロジャーになるためにもう一度弟子入りをし直したのが、マウリース・フェルナンデス先生です。
先生と私は一緒にAUCで講座も教えていますので、興味のある方はぜひAUCのホームページをご覧ください。
風の時代に誤解されやすい天体の真実
アセンダントとうお座のエネルギー
大谷さんは非常に強いうお座のエネルギーを持っています。
授業でよく「大さじ1杯」という例えを使うのですが、海王星はうお座の支配星であるため、大さじ1杯のうお座のエネルギーを持っています。
さらに、海王星が12ハウスにあることで、12ハウスもうお座のエネルギーを持つため、実質的に大さじ2杯のうお座のエネルギーを持っていることになります。
そして、それがやぎ座にあるので、やぎ座のエネルギーも「大さじ1杯」、天王星とは合になっているため、みずがめ座のエネルギーも「大さじ1杯」加わります。
このようにエネルギーを見ながら、どのエネルギーがどれだけあるかを解読するのが意識進化占星学の手法です。
意識進化占星学ではエネルギーとサイクルの学問として読むため、うお座の海王星、やぎ座の海王星、12ハウスの海王星などを単純に解釈することはありません。
同じチャートでも、その人の意識の進化のレベルによって、高い周波数で使うか、低い周波数で使うかで、結果は全く異なります。
大谷翔平さんのようなチャートを低い周波数で使うと、自分の意志だけでは何も達成できないかもしれません。
しかし、彼は生まれた時から決断し、それをやり遂げているため、奇跡のような成果を上げています。
彼のような人には試練ももちろん訪れますが、それを乗り越えて常に成長しています。
意識進化占星学では、月のノードと外惑星が非常に重要です。特に冥王星は重要です。
大谷さんのノードはさそり座にあり、これが非常に大切です。
月のノードは19年に一度、生まれた時の位置に戻りますが、正反対の位置に来るのは9.5年に一度です。
大谷さんは1994年生まれで、一平さんは1984年生まれなので、9.5年の差があります。
大谷さんがノードリターンを迎えた時、一平さんはリバースノードリターンを迎えていました。
このように、二人のノードが似た位置にあることから、過去世からの深い縁があると読めるのです。
今回の出来事も、大谷さんにとっては悲しいことだったと思いますが、高い魂の意識の進化という視点から見れば、お互いの魂の成長のために必要な出来事です。
この悲しみをただ悲しいと終わらせるのではなく、学びとして取り込み、乗り越えることで、大きな成長が得られるのです。
この二人は、成長しようとするエネルギーを分かち合っているのです。そこがすごいと思います。
ノースノードと重なるさそり座冥王星の意味
特に大谷さんの場合は、さそり座のノースノードに冥王星が一緒にいます。
一平さんも冥王星がさそり座4度ですから、お二人とも冥王星がさそり座の時代の方です。
冥王星はさそり座の支配星なので、強いさそり座のエネルギーを持つ一平さんと大谷さんは、結構似たエネルギーをお持ちです。
お二人の年齢は10歳ほど離れていますが、外惑星やノードから見ると、似たようなエネルギーを持っています。
ノースノードとサウスノードの向きの違いなどから、テーマが違うと言えます。
大谷さんの場合は非常に特殊な例で、大谷さんの人生において重要な意味を持ちます。普通、冥王星って過去世から一番こだわってるところを表すのです。
サウスノード(月のノード)は、過去世でいろいろと学んできた過去を表すところなので、本当は冥王星がサウスノード側に来ていると、すごくわかりやすいのですが、冥王星はノースノード側に来ています。
ノースノードと冥王星が合になっている人は、今生は、強く決意をして、必ず大きく成長してみせると決めてきた、とても大事な人生なのです。
大谷さんは、強く覚悟して生まれてきているのです。
そして、さそり座といえば、今回のシリーズで一平さんのチャート解説動画のところに、たくさんの方がコメントをくださって、ありがとうございました。
全員にお返事することができていませんが、 アストロロジーを学んでいらっしゃる方がコメントをくださいました。
多くの人はさそり座をネガティブに捉えがちですが、それは誤解です。また、うお座は理解しにくいサインです。
私が実際にいろいろな先生からアストロロジーを学んできましたが、うお座のエネルギー、12ハウス・うお座・海王星のエネルギーがずっとピンときませんでした。
もっと何かあるはずだと探していた時、マウリース先生の著書「NEPTUNE the 12 Houses and Pisces」に出会い、その中で初めてうお座のエネルギーを理解することができました。
今、第2版が出ていますが、先生は第1版を2014年に書いています。この本をAmazonで見つけて、そのサブタイトル「The 12th House and Pisces / The Timelessness of Truth(希望の終演、真実の始まり)」に惚れ込み、これは何かあると思ってすぐに買いました。
かなり難しい本でしたが、最後まで読み、いつかこの先生に学びたいと思いました。
当時はサラリーマンだったので、海外出張ばかりで忙しくて、合宿の多い先生の講座はなかなか受けることができませんでした。
失業してYouTubeを始めてから、どうしてももっと深く知りたいと思うようになり、念願叶ってマウリース先生の講座を受講しました。
そこで私は初めてうお座のエネルギーを理解し、「ああそうなんだ!」と、本当に納得できたのです。
今、このうお座のエネルギーが非常に強い時期にあります。だからこそ、多くの人に意識進化占星学を学んでもらい、自分のエネルギーを見直して欲しいのです。
ネガティブに捉えられやすいさそり座の真実
うお座と同様に、さそり座も非常に分かりにくい星座の一つです。日本のアストロロジャーはさそり座を誤解していることが多いように思います。
さそり座のエネルギーは複雑で、象徴にはさそりだけでなく、蛇や不死鳥も含まれます。
これらの多様な象徴が示すように、さそり座のエネルギーは周波数によって全く異なります。
さそり座のエネルギーは、進化と変容を促すものです。形を変え、魂を成長させる経験を通じて、大きく進化しようとしています。
大谷翔平さんはこのさそり座のエネルギーを高い周波数で活用していますが、一平さんの場合は、サウスノードがさそり座にあり、土星と重なっています。これにより、過去世で努力したものの、うまくいかなかったことがあるかもしれません。
冥王星は少し離れていますが、土星がサウスノードと一緒にあるため、一平さんは生まれ持った自己欠如感や罪悪感を抱えている可能性があります。
今回の出来事で彼は自分を責めたかもしれませんが、自己認識と自己肯定を学ぶことが重要なテーマとなっています。
一方、大谷さんはノードが逆で、サウスノードと重なる火星は自分を認めるというおうし座のテーマをずっとやってきたのです。
おうし座のテーマだけやっていると、ただの自己満足で終わってしまいますから、今生ではもっといろいろな人と関わって、特に1対1の関係の中から大きく意識を進化させようとして生まれてきているのです。
それも9ハウスですから、過去世では非常にスピリチュアルなとことをやっていらした方ですから、とてもパワフルなチャートなのです。
もう一つ重要なのは、アングルとノード軸がスクエアを形成していることです。
アングルとは、東の地平線を表すアセンダント、西の地平線のディセンダント、MC、ICを指し、4ハウスと10ハウスの始まりのラインです。
アセンダントとディセンダントが21度で、ノードが22度で90度の角度を取っています。
スクエアはぶつかり合い、変容を激しく促すため、とてもパワフルなエネルギーになります。
ノースノードがさそり座で、冥王星と合になっていることは、強い意志を持って変わろうとしていることを示しています。
これが9ハウスにあるので、ここにはいて座のエネルギーも入っています。9ハウスのテーマをさそり座的に取り組もうとしているのです。
このようにして学んでいくのが意識進化占星学です。
アストロロジーを全く知らない方は難しいかもしれませんが、彼は自分の信念体系を大きく変容させ、魂を進化させるために生まれてきています。
その際に重要なのは、みずがめ座的な高い視座、宇宙の視座、そしてスクエアになっているしし座的な視座です。これらが彼の成長にとって非常に大切です。
風の時代を生きるために理解したい魂の目的
魂の設計図を読む時に大事な天体
大谷さんのチャートを読む際に特に重要なポイントをいくつか挙げておきます。全て重要なのですが、特に注目すべき点があります。
先ほど述べたように、ノードにアングルがスクエアになっているということです。そして同時に、ディセンダントは西の地平線を示しており、ここに来ると太陽が地平線の下に沈むため、見えなくなります。
大谷さんが生まれた時間は夜9時で、太陽は5ハウスにあり、すでに沈んでいます。この時、金星も地平線スレスレのところで美しく輝いて見えていたことでしょう。
この金星がノードとスクエアの関係にあることは非常に重要です。大谷さんの金星はしし座で、ノード軸にぴったりとスクエア(1度以内の誤差)になっています。
この配置は、彼の魂の成長において大きな意味を持っています。
一平さんも同じような配置を持っており、一平さんの金星はみずがめ座で、大谷さんの金星とはオポジション(対立)の関係です。
ノード軸も絡んでいるため、この二人は過去世でも学び合い、魂で結ばれている関係だと考えられます。
ある意味、ソウルメイトのような深い縁があります。
特にこの金星は非常に大事で、おうし座とてんびん座の支配星です。金星は2ハウスと7ハウスの2つのテーマをカバーしています。
2ハウスは自己を愛することを学ぶことがテーマです。自分自身をありのままで愛し、自分との関係を築けている人は、7ハウスに進んで他者との愛を学びます。
7ハウスは1対1の関係、つまりパートナーシップを表しますが、これは結婚だけでなく、ビジネスパートナーシップも含みます。
今回、一平さんと翔平さんはビジネスパートナーとして互いに支え合ってきた関係です。この他者との関係は、自分との関係がしっかりできていないと、平等な関係を築くことが難しいのです。
てんびん座は天秤を象徴し、バランスを取ろうとする星座です。これらのテーマを学ぶために、彼の魂は進化しようとしています。
そして、ノースノードがさそり座にあり、そこに冥王星が合になっていることから、さそり座のエネルギーが非常に強くなっています。
これを9ハウスを通じて体現しようとしているのです。
2024年の春分と土星回帰の試練
冥王星は20世紀に発見された惑星ですが、それ以前は火星がさそり座の支配星でした。そのため、さそり座を見る時は、火星のエネルギーも非常に重要です。
火星はサウスノードに対して10度以内で合(コンジャンクション)になっており、これも学ぶべき重要なテーマとなっています。
もう一つ重要な点は、大谷さんが海王星と天王星が合の世代であることです。これがやぎ座で合になっており、その支配星である土星が重要な役割を果たしています。
土星はうお座にあり、この複雑なエネルギーを理解してシンセサイズするのは非常に難しいのです。現在、土星がうお座にあるため、今のエネルギーも同じです。
春分のチャートを解説した時、土星はうお座の12度13分にあり、大谷さんの土星も12度16分でした。ほぼ重なっており、土星回帰が起こっています。
土星回帰は約30年に一度、30歳になる少し前に起こる重要な時期で、人間として大きく成長するタイミングです。次に起こるのは60歳になる少し前です。
土星はマスターになるために必ず試練をもたらすエネルギーであり、この試練を乗り越えることで成長を促します。
そのため、私は大谷さんに何か起こるだろうと思っていましたが、実際には、ビジネスパートナーである一平さんとの関係に問題が現れたようです。
私は春分チャートの準備をしていた時に、大谷さんの結婚については情報が出ていませんでしたが、結婚による金星の7ハウスに関する出来事かと思っていました。
ところがそうではなく、パートナーシップと言ってもビジネスパートナーシップで、一平さんとの問題が現れたのだろうと思います。
ノード軸にスクエアがあると非常にパワフルです。
アセンダントには何も天体がありませんが、アセンダントは非常に重要なポイントです。
ノード軸とのスクエアは非常にパワフルなエネルギーが働きます。このタイミングで土星回帰が来ているのは、非常に大事な時だと感じています。
ノード軸にアスペクトを取る天体の意味
ノード軸に合やスクエアの天体があることは、とても大事なポイントです。このノードは、確かにサウスノードからノースノードへ向かおうとしていますが、過去世では両方を学んできています。
たとえば、一平さんの場合、サウスノードがさそり座で、ノースノードがおうし座にあります。
彼のサウスノードは土星が合なので、サウスノードに関する経験を思い出すための出来事が起こります。
しかし、魂はどちらか一方だけでなく、両方を学びながら成長していくものです。
今生の魂の設計図でノードにスクエアがある場合は、自分のことをしっかり愛すことと、他人と共に成長していこうとするエネルギーを統合する課題があります。
この統合を通じて、自己満足にとどまらず、さらなる成長を目指すのです。
自分のリズムでスピリットを身体に根付かせ、しっかりとグラウンディングして、自分をしっかり認めていくことを学ぶエネルギーは自己満足になりがちです。
大谷さんの場合、そこを他者との関わりの中で、自己満足にはとどまらず、さらに成長することを学んでいるのです。
一平さんの場合は、火星を通じて他者と共に進化しようとしましたが、今は少し失敗しているところがあります。
その経験を通して、 より自分をしっかりと認めてあげるということを学ぼうとしている二人が一緒にいるのですから、非常に深いご縁があるお二人だと言えます。
今回のことでは特にお二人ともはっきりと進化しようとしていることがわかります。
その時にノードにスクエアになっている天体には課題があることを示しているので、この天体のことをしっかりと学ぶことが大事です。
合になっている場合ももちろん大事ですが、スクエアにも合にもそれぞれ異なる意味があります。
このあたりは、ヴィーナス会員向けに詳しく教える内容ですから、しっかり学んでくださいね。
実はチャートを見ると、お二人ともノード軸に金星がスクエアなのです。
さらに、天王星と海王星がやぎ座で合になっており、これがノードと60度のソフトアスペクトを形成しています。
天王星と海王星、冥王星もほぼ60度で、これは調停の役割を果たします。このエネルギーをうまく使うことで、進化が促されます。
もう一つは、ノードが22度、海王星はやぎ座22度で、ぴったり60度で調停の角度をとっています。
天王星と冥王星も25度と24度49分で、60度の位置関係を取っています。
これはソフトアスペクトと言って、調停なので、ノード軸を統合するときにこの天体のエネルギーをうまく使ってくると、進化できると思います。
難しい点は、海王星と天王星に対して金星が150度という調整しにくいエネルギーを持っていることです。
この金星を謙虚に使うことが求められるので、一平さんも大谷さんも、この金星をどの周波数で使うかが鍵となります。
もう一つ言えるのは、土星がチャートルーラーである天王星のディスポジター(支配星)となっており、太陽がかに座の13度で120度のアスペクトを形成しています。
これを高い周波数で活用していけると、たくさんの良いことがあるだろうと思います。
さそり座冥王星世代が持って生まれた課題
大谷さんの木星があるさそり座4度には、一平さんの冥王星があります。
大谷さんと一平さんは9歳半違うので、9年半で約20度、冥王星がさそり座を移動しています。 冥王星はさそり座にいる時が最も速く移動するため、特に強いエネルギーを発揮します。
冥王星は約250年をかけて12のハウスを巡り、1つのハウスに平均20年ほど滞在しますが、滞在時間には大きな差があります。
楕円軌道を持つため、さそり座にいる時は海王星よりも地球に近くなります。近くなる分、さそり座のエネルギーがすごく強くなる時でもあります。
だから、さそり座冥王星世代の人は、魂を成長させようとして何か大きな課題を持って生まれてきています。
この魂の意図を汲み取って生きることは非常に重要で、勇気を持って生まれてきた魂だからこそ、その力を活かすことが求められます。
さそり座はパワーに関係しており、パワフルな時期が必ず訪れますが、成長のためには、一度築き上げたものを手放すようなパワーレスな経験をすることがあります。
一平さんはそういう意味でただの失業ではなく、賭博疑惑などいろいろな問題を起こして、徹底的にパワーレスな状態になってしまいました。
彼のサウスノードに土星があるため、過去世での未解決の課題が浮かび上がってきたとき、その課題を乗り越えることに失敗してしまったのだと思います。
このような時期に大切なことは、火星をどれだけうまく使えるかどうかです。冥王星と火星が120度のトラインなので、一平さんはうお座の火星を使って他者をサポートする才能を持っています。
自分よりも相手を優先し、謙虚にサポートできる素晴らしい資質があります。
過去世でやり残した課題に気づかせるために、今回のようにそれが突然浮上することがあります。
このような状況においても、成長の機会として捉えることが大切です。
詳しくは一平さんのチャート解説動画を参照してください。
風の時代の意識進化占星学
意識進化占星学で読むアスペクト
大谷翔平さんには様々なテーマがあります。詳しく解説するときりがないため、ここでは要点を絞ってお話しします。
彼の木星はブラックムーンリリスと180度のオポジション、月と150度のアスペクトを形成しています。
また、バーテックスやパートオブフォーチュンといった重要な感受点が太陽と土星とミスティックレクタングルやオポジション多くの重要なアスペクトが絡み合っており、これは非常に大事なポイントです。
このように、良い流れがある一方で、難しいと感じるところもあります。
スクエアのアスペクトは一般的にはハードアスペクトとされ、困難が起こるとされていますが、意識進化占星学では良し悪しで判断することはありません。
赤い線が示すハードアスペクトは大きな変容を促すものであり、「変わるべき時」というメッセージを示しています。
自分の魂の中で大きく変わりたいと思っているわけですから、変化を受け入れる際には、ブルーの線のソフトアスペクトのつながりをうまく使っていったり、グリーンの調整が必要なアスペクトを謙虚に使うことで大きな導きがくるのです。
それを意識してうまく使えるようになると、個人では達成できないような素晴らしいことを成し遂げることができるのです。
大谷さんはこれを実際に実践しています。彼は非常に謙虚に多くのことをこなし、心からやりたいことを実現し続けています。
太陽が5ハウスにありますから、彼は自分のハートを存分に発揮し、心から何かを創り上げようとしています。
大谷さんの金星はノードと関係し、サウスノードの支配星でもあります。一平さんの場合はノースノードの支配星がスクエアなので、ここに課題があるのです。
一平さんの生まれた時間が不明なのでハウスが特定できませんが、大谷さんの場合、金星が7ハウスにあるので、パートナーシップの分野で課題が出てくることがわかっていました。
そういう理由から、私は、大谷さんが結婚した際に、パートナーシップにおいて何らかの課題が浮上する可能性と、ビジネスパートナーである一平さんとの関係でも同様に、ノードが絡んできた時に何かがあるかもしれないと考えていました。
ここは悪いことばかりではなく、素晴らしい時もあるので、どの周波数でこれらのエネルギーを使うかが大事なのです。
7ハウスはてんびん座のエネルギーを持ち、これをしし座的にどのように金星を活用するかによって、様々なことが出てきます。
このような内容は、授業でしっかり学んでいただきたいと思います。
強調されるふたご座のエネルギー
大谷さんは、このように非常にパワフルなチャートをお持ちです。これまでさまざまな要素を説明してきましたが、最後にもう一つ重要なポイントがあります。
それは、月と火星がふたご座の3ハウスで合(コンジャンクション)になっていることです。
ふたご座にある火星は、サウスノードがほとんど23度の位置にあり、ノードはオーブを10度まで取るので、月は少し離れていますが、火星はサウスノードと合になっています。
この火星はノースノードの支配星であり、さそり座の副支配星でもあるので、ノースノードとサウスノードを統合する際に、この火星をうまく活用することが大事です。
サインが違いますが、このふたご座は非常に強いです。なぜかというと、3ハウスはもともとふたご座が支配するハウスであり、ふたご座のエネルギーが大さじ2杯分あるからです。
さらに月までここにいるので、月と火星が一緒になると、感情的にも何か非常に情熱的になります。
だから、3ハウスのテーマがとても大事になってきます。また、この月は、かに座太陽のディスポジターなので、これも大事で、全部関係してくるのです。
サウスノード・ノースノードは月のノードことです。そこに月も近くにあります。
この場合は少し離れているので合とは読まないんですが、サウスノードと月の間に火星がいて、火星とはどちらも合なので、こういった場合は アラン・オーケン先生や別の先生によれば、これを合として読んでも良いとされています。私もその意見に同意します。
この場合、大谷さんにとってお母さんはすごく大事な役割を持ってます。これは、現世のお母さんだけでなく、過去世でも大事なお母さんだったと思います。
さらに、ふたご座の支配星である水星がふたご座の29度29分というふたご座の最後のところにいるので、非常に強いふたご座のエネルギーを持っています。
この水星が逆行していることも重要なポイントです。
まとめ
大谷翔平さんのチャートからは、今生で自分の信念を大きく変えて進化させようとするエネルギーを持っていることが読み取れます。
過去世で学んできたことを現在も学び続けています。パートナーを通じて1人ではできないようなことを学ぶことで、大きく成長できるような経験をしようとしています。
彼は高い視座で物事を見ることができるので、大きな波が来ても、1ハウスがほとんどうお座ですから、宇宙の導きを受け入れ、それを体現することで、使命を果たし輝ける自分になることを学んでいるのです。
かに座の太陽を持つ彼は、自分の中の弱い部分、いわゆる「ボナラブル」(脆さ)を大切にする、お母さんのような優しいエネルギーを持っています。
やぎ座とかに座の軸が強いため、ご先祖様からの応援も多いかもしれません。自分の中にあるリズムを大切にすることを学んでいるのです。
彼はそれを意識的か無意識的かはわかりませんが、非常に大切にしています。月がふたご座にあるので、過去世で感情を体験し、それをしっかりと消化する経験をしています。
ノースノードがさそり座にあることは、深い感情体験の傷を経験することを意味しており、シャドーワークを通じて自分のペースで自分のニーズに気付くことが非常に大切なテーマです。
このテーマがどのように展開するかは一言では説明できませんが、非常に興味深い翔平さんらしいチャートだと思います。
大谷翔平さんの春分のトランジットは、ロサンゼルスでとるとこうなります。
合わせるとこんなチャートになるのですが、大谷さんにとってはちょうど土星回帰が来ていましたね。この直後、翌日に一平さんの事件が起こるわけです。
だから、今回の事件をニュースで見た時、来たなと思いました。この解説は次回にしたいと思います。
大谷さんは生まれた時間も大体わかっているので、大谷さんのいろいろな過去の大事なイベントの時どうだったかとか、これからてんびん座満月で、2024年4月9日は皆既日蝕が来ます。
これがとてもパワフルで、今年一番の大事なイベントになってきます。それが大谷翔平さんにどんなインパクトが来るかということも、次回のチャートで少し解説できたらいいなと思っています。
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