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風の時代に学ぶ中世ヨーロッパの教養
QUADRIVIUMという4大教養
皆さん、こんにちは。エネルギーナビゲーターの大旗ハルミです。お元気ですか。今日は少し変わったお話をしようと思います。
ここに「QUADRIVIUM」という本があります。素敵な本でしょう?
英語ではなく、ラテン語なので、どこにアクセントがあるか、分からないのですが、これは中世のヨーロッパの大学で、教養基礎7科目の中の4科目を示す言葉です。
英語では大学で教える教養のことをリベラル・アーツというのですが、アメリカの大学では、The College of Liberal Artsという、専門的・実践的な教育よりも、さまざまな分野の学問を広く浅く教え、幅広い視野をもち教養の豊かな人を育成することを理念とする私立四年制大学が多く存在しています。
私も教養学部出身です。専門は大学院に行ってから学ぶというのが、アメリカの高等教育の大きなポリシーになっていて、教養というのがとても大事なのです。
中世の大学では、ベーシックの教養科目は七つありました。そのうちの最初の三つが「文法(Grammar)」・「修辞学(Rhetoric)」・「弁証法(論理学)(Logic)」で、この三つがトリヴィアム(trivium)と言って、三学とか三学科とよばれる教養基礎三科目です。ちなみに「tri」は3を意味する言葉です。
7つの教養科目のうちの最初の教養三学科を勉強した後、勉強する4つが教養四学科、クワドリウィウム(Quadrivium)です。
Quadriviumには何があるかというと、「幾何(Geometry)」、「算術(Arithmetic)」は算数・数学のことですが、ナンバーなので、ヌメロロジーのようなものも入っています。
それから「音楽(Music)」。音楽も周波数などエネルギーを扱うし、しっかりしたロジックがあり、非常に体系的な学問ですね。
そして、もう一つあるのが「コスモロジー(cosmology)」です。日本語にすると宇宙学といえるでしょう。このコスモロジーの中には天文学(Astronomy)と占星学(Astrology)も含まれています。
この本の副題に、「THE FOUR CLASSICAL LIBERAL ARTS OF NUMBER, GEOMETRY, MUSIC & COSMOLOGY」と書かれています。
そして、本の表紙には、土星のマークや金星、火星、太陽とか月、いろいろあります。
中世でも大学教育の中で、コスモロジーをしっかり学ぶとていうのは、教養として非常に大切なことだったのです。
コスモロジーとアストロロジー
本を開いてみると、面白いものが出てきます。アストロロジーを学んでいる皆さんなら見慣れた星のグリフ(Glyph)=記号が載っています。
ここにも全部意味がありますが、星の動きが載っていて、宇宙というのもこうやってらせんを描きながら移動しているといった、面白いデータが視覚的にたくさん出てきています。
こちらはカレンダーですが、これはマヤ暦と言われているツォルキン歴(神聖歴)がどういう成り立ちになっているかが説明されています。
タロットにしても、こういういわゆるトランプにも、全部意味があるのです。このページには、星の動きによってどういうものが表されているか、アスペクトの話など、いろいろ出てきています。
天文学的な太陽と地球の距離、体積や大きさ、それらの比率などにも、意味があり、いろいろな天体がお互い関連して地球に影響を与えているということが書かれています。
音楽とも関係があって、「THE MUSIC OF THE SPHERES注)」というページがあります。スフィア(sphere)とは、英語で球、球体、天体などのことです。
注)天球が生み出すとピタゴラスが信じていた、人には聞こえない音楽。「天球」とは天体がその上を運行すると考えられた地球を中心とする球体のこと。古代ギリシャより、天体の運行が音を発し、宇宙全体が和声を奏でているという発想があり、これが「天球の音楽」と呼ばれた。
ですから、地球だけではなく、火星や金星もみんな球体ですから、これらの音がちゃんとあるというようなことから、音楽もコスモロジーも全部関連してくるのです。
ですから、そういった意味で、私たちがここで肉体を持って生きている時に、長い歴史を見ても、宇宙のエネルギーをしっかりと体系的に学ぶということが、英知としてとても必要なことだと、昔の人々は認めていたのです。
まさしくこれはサイエンスで、サイエンスの中に非常にスピリチュアルなものも混ざっていますが、アストロロジーは、このスピリチュアリティとサイエンスを一緒にしたような素晴らしい学問なのです。
歴史の中で、近代(19世紀から20世紀後半)になって、科学が発達してきた時に、コスモロジーからアストロロジーを抑圧したような形で、迷信だと切り離してしまったのです。
そのために、ある意味では低い波動で進化した科学が地球をレイプするような、いろいろな問題が今になって出てきています。
今、宇宙の星の配置から注がれているエネルギーを見ると、私たちが足元を見て、しっかりと地球とつながっているということをもう一度確認する必要があると思います。
この肉体を持ってスピリチュアルな存在として生きるということはどういうことか、宇宙が気付きなさいとメッセージをくれていると思います。
風の時代とみずがめ座の時代、二つの時代の始まり
それがどのようなところで出てきているのかは、いろいろな機会に解説はしてきましたが、一つ例を挙げるなら、今、天王星=ウラヌス(Uranus)という天の神様を象徴する天体が、地球(ガイア)を一番象徴している、おうし座というサインにいるのです。
それが今おうし座11度あたりですが、まだあと何年かおうし座にいます。この間に私たちはもう一度今までのサイエンスを見直して、地球と共存共生してバランスをとっていきなさいというメッセージが来ています。
それから抽象的に言えば、地球の歳差運動から出てくるいろいろな時代があります。おひつじ座の時代、うお座の時代、そして今はみずがめ座の時代に移行しようとしている時です。
歳差運動で見ていく一つの時代が2000年ちょっと続く話は今までの動画でも何度か簡単にお話していますし、自動生成プログラムを取ってくださった皆さんには、前回の追加の特別ウェビナーでも詳しく歳差運動のお話をしています。
そういった大きな時代の流れの中で、今、本当に大きく時代が変わっていく時が来ています。
最近注目されてよく言われている風の時代と、みずがめ座の時代は違うものです。たまたま二つの時代が同じ時期にスタートし始めているので、皆さん混同していらっしゃるように思います。
風の時代というのは、土星と木星が200年間、同じ風のサインで起こるという時代のことで、始まったのは2020年の冬至からで、1年ちょっと経ちましたね。
みずがめ座の時代というのは、これからみずがめ座の時代に移行してきている段階で、春分の日の時に、真東に太陽が昇ってくる向こう側にあるサインが2000年ちょっと前はおひつじ座0度でした。
それが今ではうお座に移動してきていて、これがもうあと、300~400年ぐらいのうちにみずがめ座に移っていくのです。
でも、アストロロジーでいううお座とみずがめ座というサインは象徴として言っているので、ここからここまでという正確な分かれ目があるわけではありません。
天空にある実際の星座のうお座とみずがめ座境目はダブっているところもありますから、今はちょうど移行期になるわけです。
あと400~500年もすると確実にみずがめ座の時代になるのですが、みずがめ座の時代と言われる時代も、カレンダーから言うと2000年くらい続きます。
そのうちの最初の200年くらいが今ちょうど風の時代と重なっているのです。
土星と天王星、土星と冥王星が作るサイクルで、大きなシフトが起こる
みずがめ座も、風のサインで、風はマインドを表します。でもこれは、ハイヤーマインドですから、今までの左脳で積み上げるようなエネルギーではなくて、非常にスピードが速いエネルギーになってきます。
土星と天王星がつくる会合周期は、44年の周期です。1988年から新しい周期が始まっていて、次に新しいサイクルが始まるのが2032年です。
最後のラストクォーターが去年から始まっています。1988年にサイクルが始まった頃、自分自身や社会情勢にどんなことがあったかを思い出されるといいと思います。
今までの有料エナジーナビでも解説していますから、興味のある方はそちらからご覧いただければと思います。
これから2032年までの10年間は、すごいスピードで時代が変化していきます。
そして、大きなシフトが始まるのが今年なのです。2020年1月からスタートした、破壊と再生のサイクルが、2年たって、古いシステムの破壊はまだまだ続きますが、同時に、今年あたりから再生のエネルギーがスタートしてきています。
土星と冥王星が2020年1月13日にやぎ座20度で重なってから、新しいサイクルが始まりましたが、このやぎ座・土星・10ハウスが象徴しているのは、境界線です。つまり私たちのセキュリティシステム、国境を表すのです。
これが新しくなって、そこに今、何度も火星が繰り返し来ていましたから、やはり国境が関わるような、世界地図が書き換わるようなエネルギーが来ています。
戦争のような大きなことが起こる時は、この土星と冥王星のサイクルが必ず影響しています。
それについては、歴史学者のリチャード・ターナスという方がずっとアストロロジーの外惑星の周期を研究して、「Cosmos and Psyche」という本を出されています。
私はその先生の講座も取りましたが、とても面白いです。その先生が監修をした映画もリリースされました。
風の時代を生きるあなたに教えたいアストロロジー
私が伝えたいアストロロジーにできること
昔の方も学んでいたコスモロジーから、もう一度コスモロジー=宇宙のエネルギーをちゃんと意識して生きていくことがとても大切であること、地球と宇宙と私たちは全部つながっていて、お互い影響し合って関係なく好き勝手に動いているわけではないことを、もう一度原点に戻って人類が思い出す必要があると、私は考えています。
私たち一人一人も自分のハートの声を聞いて、宇宙とつながっていることを意識して、私たち一人一人が平和になれば必ず地球にも平和がもたらされると思うのです。
そういった意味で、今、もう一度アストロロジー、コスモロジーを再認識して欲しいと思います。
吉凶を占って、今起こっているイベントだけを見て、良いか悪いかという予測をして、自分の思ったほうに物事が進むようにコントロールしようとするような「占い」としてのアストロロジーではないアストロロジーを、私は皆さんにお伝えしたいと思っています。
なぜかというと、冥王星、海王星、天王星という、外惑星と言われている天体は、私たちにはコントロールできないエネルギーなのです。
宇宙のエネルギーは時間と空間の制限を超えたところから送られてくるエネルギーですから、避けられないものなのです。
でも、私たちはそういう避けられないエネルギーと一緒にコラボレーションして生きていくことで、スピリットに目覚めて、一人一人が本当に魂の声を聞いていけるようになるのです。
私が皆さんにお伝えしているアストロロジーはそういう意味で、宇宙とのコラボレーションを知っていれば、カルマもあるし、試練は避けられないものだと理解することができるのです。
皆さんは避けられないからと、感情的に体が振り回されるような生き方、波にのまれて溺れてしまって、なぜ私だけと犠牲者になるような生き方をしたいでしょうか。
同じ出来事が起こっても、先に分かっていれば、これは私が変えなければならない、気付かなければいけない何かがあって、宇宙からそれを気付かせてくれるタイミングが来たと、とらえることができるのです。
このような視点があれば、自分の内側をよく見返ることでハートの声に耳を傾けられるようになるのです。
そうした途端にスピリットに目覚めていくような体験をしていけるようになると思います。
自分のそういう意識の中で、スピリットと目覚めながら、起こってくることと共に生き始めると、本当にいろいろなことが変わってきます。
アストロロジーを学ぶと、自分のタイミングもわかってくるので、前もって、いつ頃自分にはこのあたりのことを気付けと言われるようなことが来るから、そのために今はここを学びなさいというエネルギーが来ているのだなと意識して、自分の人生のナビゲーションをしていけるようになります。
最高の人生のナビゲーションツールとして使っていけるのです。
中世の大学で教養学部のコスモロジーを学んでいた頃は、そういう知識を持っていた人はそういう形で人生のナビゲーションをできたのだと思います。
そういう人たちが大学という高等教育を受けている理由の一つとして、教養学部の一番ベースのところでコスモロジーを学んでいることは素晴らしいことだと思います。
大学で学べるような奥の深い学問を~宇宙はあなたに話しかけています
私は、中世ヨーロッパのように、今の大学で学んでいただけるような奥の深い素晴らしい学問を皆さんにお伝えしたいと思って、ずっと精進しています。
もうすぐ星コミのアストロジーをそういった形で皆さんにリニューアルしてお届けできる日が近付いてきているので、ぜひ楽しみにお待ちください。
皆さんにはこれから、アストロロジーを大切な教養の一つとして基礎だけでいいので学んでいただきたいと思っています。
面白かったらどんどん学んでください。でも奥が深いですから、しっかり学んでいこうと思うと何年もかかります。
1、2年でもゆっくり基本のグラマー(文法)とボキャブラリー(語彙)を少し覚えていただければ、アストロロジーは言語ですから、宇宙が皆さんに話しかけてきているのが分かりますよ。
私の講座では必ずマントラのようにしてこういう言葉を言います。
『アストロロジーは言語である。もしこの言語が理解できたら、空があなたに話しかけてくる。』
空のメッセージを受け取れるようになってみませんか!
メッセージを受け取れるようになると、皆さんの魂の設計図が伝えてきていることが理解できただけで、今まで自分が生きてきたいろいろな出来事、バラバラになっていた事象に意味が見いだせるようになります。
そうすると、すぐ腹にストンと落ちて、「ハルミも、なんだかんだ言いながらも、一生懸命自分らしくなろうと思って生きてきているんだね」と、自分のことが大好きになれます。
本当にパワフルで素敵な学問なので、1人でも多くの皆さんにお伝えできたらと思っています。
今日は中世ヨーロッパの大学の教養、クワドリウィウムのコスモロジーについてお話しました。
大学の教養学の基礎科目では、コスモロジーを学ぶことがとても大切だったのです。
それらは全て、幾何学や、音楽と重なっているのです。本当に奥が深いですね。今話しているだけでワクワクします。
きっと私は過去生でもこんなことをワクワクしながら学んでいたのでしょう。本当に大好きなのです。大好きなことをやっていると、人生が楽しくてしょうがないです。
今ちょうど3月6日の無料ウェビナーが終わったところです。マーケティングとアストロロジーについて宇宙の暗号を通して面白い企画をしました。
今、お申し込みを受付けていますから、よかったらぜひ1人でも多くの皆さんにお仲間になっていただければと思っています。
まずはこちらから無料ウェビナーをご視聴ください。↓↓
https://offer.hoshicomi.jp/webinar-replay-room1646788047209
Thank you so much, and so much love, Harumi
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